でーんでんむーしむしかーたつむりー♪の歌でお馴染みの「カタツムリ」。
紫陽花の葉の上で、雨水を浴びている姿がとても素敵ですよね。
そんなカタツムリの卵を見たことがありますか?
今回はカタツムリの生態や卵について調査してみました。
カタツムリって?
「カタツムリ(蝸牛)」は、陸に住んでいて殻がある巻貝です。
カタツムリは軟体動物の貝類です。
日本には約700種類のカタツムリが生息しているそうです。
カタツムリは基本的に、ジメジメとした湿度のあるところに多く生息しています。
ですが、カタツムリは種類によって海岸や畑、山や岩など、生活する場所が違ったりもします。
種類によっては、砂漠で生活できるカタツムリもいるんですよ。
カタツムリはゆっくりゆっくり動きますよね。
カタツムリの時速は48メートルぐらいです。
芋虫とカタツムリを競争させたら芋虫が圧勝します(笑)
カタツムリの寿命は約1年半~4年だといわれています。
カタツムリには危険な寄生虫がいます。
カタツムリの寄生虫は、人間の体の中に入るととても危ないです。
カタツムリを触った後は必ず手を洗いましょう。
カタツムリの形態
カタツムリの大きさは種類によって変わります。
日本に生息しているカタツムリは、1~60mmまで色々な大きさがあります。
外国には40cmほどのカタツムリも生息しています。
カタツムリは有肺類で、頭に大小2対の触角があります。
大きい触角の先には眼があります。
頭の下には口があります。
体は軟体部と呼ばれています。
殻軸筋と呼ばれる筋肉で、軟体部が殻にくっ付いているんですよ。
この殻軸筋を使って、体を殻のなかに入れたりしています。
殻と軟体部を離すと、カタツムリは死んでしまいます。
カタツムリの殻を取ったらナメクジにはなりません。
カタツムリの殻には、右巻きと左巻きがあります。
この殻の巻き方は、種類によって決まっています。
カタツムリの卵
カタツムリの卵は球形で、3ミリぐらいの大きさです。
大きいもので100円玉ぐらいの卵もあるそうです。
卵は真っ白い色をしています。
その卵の殻は炭酸カルシウムが成分です。
たまに殻が寒天質であることもあります。
卵は薄い粘膜で覆われています。
カタツムリの産卵
カタツムリの産卵は5~7月頃が多いです。
交尾の10日後に産卵します。
産卵場所は、木の根元や朽木の下などの土の中に産みます。
頭から土に潜って、殻までしっかり潜らせます。
2時間かけて土に潜るんですよ。
そして頭を下にして産みます。
カタツムリの首の横にある穴から卵を産みます。
5~10分おきに1個ずつ、合計20~60個の卵を産みます。
卵の数にもよりますが、産卵には10時間以上かかります。
一部の種類のカタツムリは卵胎生で、卵を胎内で孵化させて産むこともあります。
カタツムリの赤ちゃん
カタツムリの卵はだんだん薄茶色に変わっていき、1ヶ月ぐらいで孵化します。
カタツムリの赤ちゃんは、産まれた時からカタツムリの形をしています。
体長は約2ミリでとても小さいです。
ちゃんと殻も付いています。
巻きは少ないですけどね。
カタツムリの赤ちゃんも冬眠するんですよ。
カタツムリの卵についてのまとめ
カタツムリの卵について生態と共に紹介してきましたが、いかがでしたか?
カタツムリは首から卵を産むということにビックリしましたが、産卵に10時間以上もかかるということにもビックリしました。
カタツムリの卵を見るには、カタツムリを飼育して産卵させることが一番適しているようです。
カタツムリを飼育するのも楽しいですよ。
産卵の為にふかふかの土を用意してあげましょう。
(ライター 雲呑)