秋の風物詩と言えば銀杏ですね。

あの何とも言えない鼻をつく匂い…苦手な方も多いのではないでしょうか?

 

あの匂いを嗅ぐと子供の頃歩いていた登下校の道を思い出します。

銀杏の木ですが、生きてる化石レッドリストの絶滅危惧IB類に指定されているんだとか…。

さて今回は銀杏がなる木の話も交えながら生態とオスメスがあるのかという謎について書いていきたいと思います!

銀杏の木ってどんな木?~名前由来・花言葉・生態~

まず初めに銀杏がなる木は「イチョウ」です。

銀杏は茶碗蒸しなどに入っている白い実の部分を指す呼び名になります。

イチョウは中国名の「鴨脚(ヤーチャオ)」から来ていると言われています。

イチョウの葉がアヒルの足に似ているので鴨脚(ヤーチャオ)と言われてるみたいです!

 

花言葉は「鎮魂」「長寿」「おしとやか」「荘厳」「詩的な愛」などのメッセージが込められています。

花言葉の中に長寿と入っているので、おじいちゃんやおばあちゃんの誕生日なんかに贈ってあげると喜ばれるかも知れませんね!

誕生花は10/26・10/29・11/21・11/30です。

 

生態はイチョウ網イチョウ目イチョウ科イチョウ属で、原産地は中国の南東部です。

主に食用や観賞用や材用として栽培されていて、街路樹や公園樹など日本全国に分布しています。

銀杏がなるイチョウの木は、恐竜時代から存在していたとされていて、実際北海道や山口県などでイチョウの木の化石が発見されているようです。

木の高さは20m~30mまで成長し、幹周が10m超えるような巨木も存在しています。

銀杏がなるイチョウの木にはオスメスがある?

最初にはっきり言っておくと、イチョウの木にはオスメスがあります!

ただこれと言った見分け方が無く少し複雑なんですが…

一つあげるとすれば、枝の付き方が鋭角か鈍角かの違いです。

 

あとは、メスにだけ銀杏の実がつくので、銀杏のあの独特の匂いが充満している場所はメスの木が多いと言う事になります。

受精の仕方をざっくり説明すると、オスが花粉を飛ばしてメスがその花粉で受精し実を付けるといった感じです!

 

花粉は風で運ばれるので距離が離れていても受精する事が出来るんだそうです。

これを「風媒花」と言います。

 

ちなみにですが銀杏の匂い防止の為、街路樹に並んでいるイチョウの木はほとんどがオスなんだそうです。

一から育てるとなるとオスメスの見分けが難しいので、挿し木などでオスの木を人工的に栽培し植えているんだそうですよ!

銀杏の収穫時期

銀杏の収穫時期は、秋頃からぽつぽつと銀杏が落ち始めるので

9月~11月中旬くらいまでが収穫の時期と言えるでしょう!

 

11月中旬頃を過ぎると葉が落ちて行き枯れて行くので、銀杏広いに行きたいと思ってる方は収穫時期を逃さないように気を付けて下さいね。

銀杏を拾う際に気を付ける事は、銀杏の実を直接触ってしまうと肌のかぶれを起こすこともあるので

 

必ず手袋を装着した状態で収穫を行ってください。

銀杏の下処理の簡単な方法を少し紹介しておきますね。

  1. 銀杏をネットに入れて土の中に一週間程埋めて置きます。
  2. 一週間経ったら、ネットに入れたまま果肉を取り除きながら水洗いします。
  3. 洗い終えたら天日干しで乾燥させれば下処理完成です。

他にも水に浸けておく方法などもあるのですが、何せ銀杏は匂いが強いので

近所迷惑などを考えると土に埋める方法が一番良いかと思います…。

銀杏についてのまとめ

今回は銀杏について紹介しましたが如何でしたでしょうか?

銀杏は茶碗蒸しに入れても美味しいですが、下処理を終えた銀杏に塩をつけてそのまま食べるのも美味しいですよ。

是非試してみて下さいね。

ライターMISAKI