ソライロタケは、イッポンシメジ科・イッポンシメジ属のキノコです。

ここでは青いきのこソライロタケについて紹介します。

ソライロタケの生態

ソライロタケは、青色の子実体をもつイッポンシメジ属菌で、1854年に小笠原諸島で採取された標本にもとづき分類されました。

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ソライロタケは、アカマツのしげった針葉樹林や、広葉樹と針葉樹の混じった混成林など、腐葉土が重なっている地上に発生します。

日本と東南アジアに分布し、発生時期は秋です。

 

ちなみに結論から先に述べますと、研究や観察があまり進んでいないため、いろいろとよく分かっていないミステリアスなキノコです。

ですから見かけることがあっても、けっして食べないでください。

毒があるのかすら不明です。

ソライロタケの外見

ソライロタケのカサは、直径が2~3.5センチと小さく、円錐形の中央が尖ったような形状をしています。

表面の色は、名前のとおりの鮮やかな空色です。

 

青系の色をしているキノコは、大変珍しいので、ソライロタケの知名度は比較的高いほうだと思います。

ただし、稀少なので実物を見ることは、とても難しくなっています。

 

ちなみに、表面に傷がついたり、ふれたりすると黄色に変色します。

ソライロタケのヒダの部分は、ツカに上生、離生し、はじめはカサの色と同じような空色をしています。

 

しかし、時間が経つにつれ、徐々に肌色のような色味を帯びてきます。

ソライロタケのツカは、長さが4~7センチ程度、色はたいていはカサと同じ色をしています。

 

なお、表面には少しねじれたような繊維状の模様が見られます。

また、ソライロタケの胞子紋は、肌色に近い色をしています。

ソライロタケのその他雑学など

ソライロタケのなかでもこのような特徴的な空色をもつ種は、日本固有の種だといわれています。

非常に数が少ないことから、実物を見ることがとても難しいキノコとも言われています。

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また、ソライロタケは、ふれただけで空色から黄色に変色します。

というわけで、空色のソライロタケは、地上に生えている状態でなければ見ることができません。

 

なお、ソライロタケは、毒があるかどうかハッキリしていません。

ですから、食用にされることはないようです。

 

というより、今まで誰も食さなかったから、毒があるかどうかハッキリしていない――ような気がします。

たしかにソライロタケは、美しい色ではありますが、ただ日本人の感覚としては、とても食べられる色には思えません。

食欲減退用に青いお皿が売られているくらいですから。

 

ちなみに、マレーシアには、ナシクラブ(ナシケラブ)という青いご飯を盛りつけた料理があります。

ソライロタケは、東南アジアにも分布していますので、もしかしたらと思って調べたのですが、ナシクラブの青さは、残念なことにソライロタケ由来ではありませんでした(ブンガ・トゥランというマメ科の花びらから煮出した色素によるものです)。

 

さらに脱線すると、IKEAの青いロールケーキはクチナシで着色、ベイスターズ・ラーメンは、ブルーキュラソーを熱してアルコールを飛ばしたものが原料だそうです……って、意外に青い食品ありますね。

ソライロタケのまとめ

以上、ソライロタケはいかがでしたか?

ソライロタケを調べ終わり、さまざまな青い食品を見ていたのですが、見ているうちにだんだんと、なんだか青いキノコもいけるんじゃないか――という気持ちになってきました。

ただ、2017年8月の時点で、ソライロタケを食べたという報告は1つもありません。

 

キノコは単純な毒もそうですが、強烈な幻覚作用や薬物体験をもたらすものがあります。

遅効性でじわじわと効果があらわれるものもあります。

 

ですから、食べられそうかなと思っても、やはり、ソライロタケを食した記念すべき人類第一号になることは、オススメいたしません。

と。

こういう引き止めかたをすると、うちの父親の場合は、むしろムキになって食べようとするのですが、みなさんは、ほんと食べないでくださいね。お願いします。

(ライター ジュン)

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