イナゴとバッタ。似ているけど微妙に違う2種類。
その違い、あなたは知っていますか?

イナゴの特徴

イナゴはバッタ亜目イナゴ科に属する昆虫。

稲を食べる害虫として農村ではちょっと厄介がられる存在、でもそれを逆手にとって美味しい佃煮にもなるのだから、益虫!!??

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体長は40㎜前後で茶褐色の個体が多いのが特徴。

水田にいることが多いので、水田の色に擬態しているのだそう。

 

後ろ脚が発達していて、跳躍力にとても優れています。
日本では昔から夏目漱石の「坊ちゃん」の中に登場したり、教科書のまどみちおの詩に登場したりと、文化面でも馴染み深い存在です。

バッタの特徴

バッタは学問の分類上、バッタ目バッタ科に属する昆虫。
植上性のものと、地上性のものに分かれていて、有名なところだと前者はトノサマバッタやカワラバッタ。後者はショウリョウバッタやオンブバッタなど。

植上性のものは草についていることが多く、脚には吸盤がついています。ガラスなどにもひっついていられるほどの吸着力。
地上性のものは草にしがみ付くことが出来ないので、草むらなどの中にいます。

 

両者ともエサはイネ科の植物が多く、エノコログサやススキ、笹などを食べています。
飼育下ではレタスやキャベツ、キュウリなども食べるようです。

 

子供の頃バッタ採りをして遊ぶと、必ず口から醤油のような液をだしてきて、それが微妙に臭い・・・・子供たちの間では醤油バッタと呼んでいたような記憶があります。

あの「醤油」の正体は実はバッタのゲロだったと知ったのは大人になってから。

捕まえられたことによる緊張で消化管が収縮して、胃から逆流した半消化物があの茶色い液体だったとは・・・やっぱり子供のやることは残酷なんだな~。

バッタとイナゴの違い

バッタとイナゴ、それぞれを見てみると少しずつ違いはお分かりいただけたと思いますが、見た目の決定的な違いはお腹の面を見た時にわかるのだそう。

イナゴには口の下部分に喉仏があり、バッタには喉仏がない。

 

これは誰でもが区別がつく、簡単な見分け方。

表面から見たら、バッタの種類によってはなかなか見分けがつかないのですが、(イナゴを食べなれている人なら一発でわかるのですが・・・)、そういう時は裏返して見てみてください。

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食用としてのバッタとイナゴ

イナゴはもともと日本で食べられてきた昆虫。

現在でも長野の一部の地域では食べられているそう。

 

もともと稲作民族に不足しがちなたんぱく質やカルシウムを補うための料理として食べられていて、稲の害虫のしてのイナゴを食用にするということは一石二鳥。

上手にイナゴと共存していたというわけ。

 

串刺しして炭火でや焼いたり、鍋で炒ったり、最も一般的なのは佃煮にしたりと、程よい甘さがとても美味♪
2014年に和歌山県ではイナゴを使った醤油風調味料が開発されたのだとか。

 

一方バッタは、最近はやりの昆虫食とやらで食べられることもあるようですが、もともと日本で食べられていたという訳ではなさそう。
形は似ているけれど、イナゴとは全く味が違くて、あまり美味しくは無いようで、野性味あふれる昆虫風味が拭い去れないのだとか・・・。

 

やっぱりイナゴが美味しいのは稲の葉っぱを食べているからなんじゃない??
と思うのは私だけでしょうか。

 

稲の葉っぱも、米粒ともとは同じ植物。

それを食べているイナゴだからこそ、私たちは美味しいと感じるんじゃないのかなと勝手に思ったりするわけです。(まあ、そんな単純な話でもないか・・・)

イナゴとバッタのまとめ

イナゴは美味しいけどバッタはあまり美味しくない。
イナゴは喉仏があるけど、バッタにはない。
イナゴは茶色っぽいものが多いが、それは水田の色に擬態しているから。

以上、イナゴとバッタの違いについてまとめてみました。
興味のある方は、ぜひイナゴを捕まえて食してみては??

(ライター ナオ)

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