釣をする方ならお馴染みのカワゲラ。

最近はカワゲラの姿を見られる川もめっきり減ってしまったようです。

カワゲラの特徴

カワゲラは襀翅目の不完全変態の昆虫の総称です。

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体は上下に扁平で、頭から尾の先まであまり幅の変わらない棒状をしています。柔らかくて弱く、ほとんどんお腫で前翅より後翅の方が広く、飛ばない時には体の幅と同じくらい扁平に重ねて翅をたたむので翅があることすらわからないような状態になります。

 

また、トワダカワゲラやセッケイカワゲラのように翅のない種類もいます。

幼虫は水生でその形は成虫とほぼ同じですが、翅を持たず、体表に鰓を持っています。

 

成虫は全ての種が陸生で、成虫は口を持っていますが小さくてエサを食べられず水を飲むことしかできないので、寿命はそれほど長くありません。

かなり原始的な昆虫のグループに分類され、さざむしなどという呼び名もあります。

カワゲラの種類

よく見られる種類のカワゲラはフタツメカワゲラ、オオヤマカワゲラ、オナシカワゲラ属、スズキクラカワゲラなど。

フタツメカワゲラは2つの複眼の間に単眼が2つあるのが特徴で、流れが緩やかで落ち葉が堆積した場所や湖沼に生息しています。

 

オオヤマカワゲラは体長が20~35㎜、本州、四国、九州に分布し4~6月頃に発生します。

頭部、胸部、脚は黒褐色で羽は茶褐色。外縁に淡黄色の細帯がある大きなカワゲラです。

 

産地や平地の渓流付近で見られ、夜灯火にも飛来してきます。

オオヤマカワゲラの幼虫は淡黄褐色地に複雑かつ明瞭な黒褐色の斑紋があり終齢幼虫の体長は30㎜ほど。

 

ゆっくりと流れる平瀬などを好み、水中の意志の間をはい回りながら小昆虫や石についた藻類などを食べて育ちます。

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オナシカワゲラは体長が8~9㎜程で本州を中心に分布しています。

 

名前は腹部の先に生える1対の尾が大変短く、前翅に隠れて見えないことから名づけられました。

3~5月に出現し、苔や花の蜜などを食べます。

 

珍しい種類としてはヒロムネカワゲラ科やアミメカワゲラ科等がいます。

ヒロムネカワゲラ科のカワゲラは身体が太く短いのが特徴で河川上流部の岩の上などに生息しています。年1回の発生で春から初夏に羽化するので牡蠣にはほとんど見つかりません。

 

アミメカワゲラ科に分類されるカワゲラは鰓がないか、または指状の短い鰓があるのみで房状の鰓は存在しません。大部分の種は年1回の発生で春から初夏に羽化するので夏季にはほとんど見つかることはありません。

カワゲラの幼虫の特徴

カワゲラの幼虫はよくカゲロウと比較されます。

基本的には翅を持っていないことと尾が長く伸びていること以外は成虫と同じで、肉眼で前胸、中胸、後胸の区別が容易にできます。

 

尾は常に2本で腹部の両側に鰓は鳴く、胸や腹端に房状や指上の者がある場合がありますが、鰓を持っていない種類もいます。

源流や中流の綺麗な川に生息していて、大きな石、落ち葉の下、植物の根の間などにいます。

 

大きなカワゲラ幼虫は他の水生昆虫を捕食することもあります。

肉食性なので多少攻撃的で普段は石の周りをはいずりまわって生活していますが、羽化期が近づくと陸地にセリ出た岩などに這い上がって羽化します。

 

色彩も美しく、フライフィッシングの餌として重宝されていて、大型種の幼虫はオニチョロやキンパクという名前がついていて、イワナ等の大好物でよく渓流釣りの餌になるのだそう。

 

カワゲラの幼虫は飼育してみると面白い行動をとることが知られています。

肢を屈伸させるまるで腕立て伏せ運動のような行動をし、これは自分の周りの水を拡販して入れ替え、鰓に新鮮な水を触れさせて呼吸するためと考えられています。

(ライター ナオ)

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