陸上に生きる軟体動物の中でも知名度の高いカタツムリには、他の生物とは異なる多くの性質や構造を持っています。

そのユニークさ故に童謡にも登場し、歌詞では目がどこにあるのかと歌われています。

カタツムリの生態

カタツムリは軟体動物のうち螺旋状の貝殻を持っているものをまとめて呼ぶことが多く、明確に分類がされている名称ではありません。

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カタツムリにも色んな種類が世界中には存在していますが、どれも乾燥には弱く貝殻以外の軟体部が湿っていないと弱って死んでしまいます。

そのため気候の変動に対応するべく貝殻の中に体を引っ込めて粘膜を張ることもあります。

 

これによって体の湿りを保持しているのです。一部肉食性のカタツムリがいるように、種類によって食性の違いがあります。

基本的には植物性で、葉の裏などに引っ付いて食べていることが多いですが、雑食性をもっているものや菌類を好む種もいます。

現れる季節は?

湿度の高い時期のほうがカタツムリにとって良い環境であるため、最も発生頻度の高いのは梅雨となります。

湿気が十分でない場合には日陰や植物に身を隠し、ジメジメした場所でじっとしていることが多くなります。

しかし、梅雨や夏のように湿気の多い時期でないものの、雨が降った後であれば春や秋にも表に出てくることはあります。

冬になると乾燥する地域が多いので、食事を摂って養分を蓄えた後殻にこもって冬眠をするようになります。

このときにはやはり殻の入り口に粘膜を張ることで乾燥から身を守っているようです。

生息域と種類の違い

移動速度が非常に遅いこともあり、広い範囲をまたいで生きている種類は少ないです。

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そのため各地域において独自に進化したカタツムリになっていることが多く、生態にも少し違いが見られます。

 

東日本と西日本においてもその違いは見られ、特に離島となるとより違いが大きく見られます。

この傾向は海洋を挟んだ大陸間ではさらに強くなり、日本におけるカタツムリとはかなり違う性質や見た目をしたものもいるようです。

ナメクジとカタツムリ

カタツムリとよく似た生物にナメクジがいます。この両者はよく比べられることもあり、一番の違いと言えばやはり貝殻があるかどうかといったことでしょう。

しかしナメクジが殻を持てばカタツムリになれるというものではありません。

 

長い歴史の中で貝殻を持つようになった軟体動物と貝殻が退化することとなった軟体動物は全く異なる生物であり単なる見た目の違いで呼び方を変えているのではないからです。

 

カタツムリの殻はただ引っ付いているのではなく、自らが形成した体の器官の一部で、その中には内臓等があるのです。

そうすると貝殻を破損することはカタツムリにとって大けがをしているようなものであり、これを取ってしまうと当然生きられません。

目はどこにある

とても変わった形をした生物なので体の器官が分かりにくいです。

それでも地球上に生きる生物として、人間やその他の生物にある多くの器官は持っています。

 

目も持っており、それはカタツムリの触角の先端に付いています。

カタツムリの触角は2本の対になったものが2組あります。

 

前方に小さな触角が1組と、そのすぐ後ろに大触角と呼ばれる大きな1組の触角がありこの大触角の先に目があるのです。

しかしこの目は人間のように詳細まで外界を認識できるようなものではなく、明暗を感じ取ることに限られているようです。

カタツムリの目は触角に付いていた!

軟体動物らしく、この触覚は伸縮が可能です。

目がそれほど良くないため障害物に衝突してしまうこともありますが、この時には触角を縮めるような仕草をします。

湿気の多い日にはカタツムリを探して観察してみるとよく分かることでしょう。

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