雨が降る日に、たまに見かけることのあるカタツムリ。
今回は、このカタツムリについてご紹介します。
カタツムリってどんな生き物?
カタツムリは、陸に棲む巻貝です。(陸貝と言います)動物学的には、どこに属するのか決まっていません。
陸貝のうち、殻があるものを「カタツムリ」(主にオナジマイマイ科やニッポンマイマイ科など)、ないものを「ナメクジ」と呼び分けています。
カタツムリの特徴・特性
カタツムリは、触覚の先に目を持っています。触角のある頭部下面に口があり、餌を磨り取って食べます。口は食道から胃へとつながっており、殻口近くで肛門になっている作りです。
行動範囲は狭く、山脈や乾燥地などを移動能力がない為に分布が広がることはなく、地域によって多種多様のカタツムリが生息していると言われています。種類は、南の方が多く生息しています。
身体は柔らかく、殻軸筋(かくじくきん)と呼ばれる筋肉でできています。
殻は身体の一部で、殻の中に内蔵があります。殻が壊れたり、大きく傷ついたりすると死んでしまうのでカタツムリの殻は攻撃をしないよう気を付けてください。
カタツムリの種類
それでは、カタツムリの種類についてご紹介します!日本には、700~800種類も生息しているそうです。その一部、代表的なカタツムリの種類をご紹介です。
- ウスカワマイマイ…畑・民家などで見かけます。殻が丸く、スジのないのが特徴です。
- オナジマイマイ…殻が平たく、ときに角張るのが特徴的なカタツムリです。外来種です。
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コハクオナジマイマイ:オナジマイマイに対して、日本九州地方に生息している種類です。
- ヒダリマキマイマイ…本州に生息しています。
- ミスジマイマイ…関東圏に生息しています。
- エゾマイマイ…北海道に生息しています。
- タメトモマイマイ…沖縄地方に生息しています。
(その他、マイマイ類・キセルガイ類に分けられています。)
カタツムリの豆知識
豆知識をご紹介します。
- 殻は身体の一部の為、ナメクジは殻から出たカタツムリと同種類ではありません。
- ナメクジは塩に弱いが、カタツムリは耐性があります。
- カタツムリの殻は、右巻きか左巻きか成長によって決まっています。→遺伝子によって決まるそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
でんでんむしむしカタツムリ~♪という歌もあるので、有名なカタツムリですが、意外な豆知識も知ることができたのではないでしょうか。
一度、観察してみると面白いかもしれません!
(ライター:Teyo)