ナナフシという驚異の擬態能力をもつ昆虫をご存知でしょうか?

まるで枝のようにしか見えない擬態ぶりは、同じ昆虫だけでなく人間の眼をもってしてでも完全に欺いてしまいます。

そんなナナフシの仲間、ユウレイナナフシについて今回はご紹介していきます。

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ユウレイナナフシの特徴

ユウレイナナフシは、節足動物門昆虫綱ナナフシ目ナナフシ科に分類される昆虫で、ユウレイヒレアシナナフシともいわれています。

ナナフシの体を枯れ葉でボリューミーにしたような形状をしており、オーストラリアやニューギニア島に生息しています。

餌は主にユーカリの葉っぱなどを食べ、体長は15㎝前後程ある大型のナナフシです。

オスよりもメスの方が大きいのが通常で、オスは体が重くて飛び回ることが出来ません。

 

植物食で動作が鈍く、葉や枝などに擬態し、その擬態は風邪で揺れ、自らも葉や枝に合わせてユラユラとした動きをします。

その様子はまるで幽霊であるかのようで、そこから名前が付けられたと言われています。

これが生き物なの!!??と初めて見た人はナナフシを見る以上の驚きを覚えるでしょう。

 

敵が近づくと腹部を持ち上げてサソリのポーズをとって敵を威嚇し、どうにもならなくなると背中から悪臭を放つなどしてあらゆる防御手段を使います。

ナナフシはメスだけで単為生殖することが可能なことで知られていますが、ユウレイナナフシも同じく単為生殖することが可能です。

ユウレイナナフシの飼育

ユウレイナナフシの卵はオークションなどで1個200円ほどで手に入れることが出来ます。

孵化するまではプリンカップなどに湿らせた脱脂綿などを敷き、乾燥に注意しながら見守ります。

孵化した後は、新鮮な葉が沢山ある環境で飼育します。

 

実にたくさんの葉を食するので、植物の生えた鉢全体を飼育環境と考え、植物の鉢を網などのネットで覆って、その中で飼育するという人もいるようです。

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ユウレイナナフシやナナフシは原産がオーストラリアやニューギニアなどの南国ですから、エサも南国の葉になります。

 

ユーカリやグアバなどの葉を好んで食べるようですが、一般的にナナフシの種類は、個体によってエサの嗜好が違いますので、色々な葉を試して与えてみると良いでしょう。

サクラの葉が好きで、サクラの葉だけをモグモグ食べるものもいれば、バラやエノキ、ケヤキの葉を好むものもいます。

その個体の好む葉を与えるようにすると飼育はスムーズです。

 

鮮度の悪いものや乾燥した葉は食べませんので、飼育ゲージなどで飼育する場合は毎日新鮮な葉を採ってきてあげか丹念に霧吹きをして、葉の乾燥を防ぐ必要があります。

降雪の多い地域では秋や冬になるとエサの調達が難しいですが、その時はペットショップなどでエサを調達します。

飼育しながら繁殖を考えている場合は、床材は新聞紙にします。

 

土を敷いてしまうと、糞と土と卵が混ざってしまい、卵を見極めることが難しくなってしまいますので、新聞紙に産卵させ、回収しやすいようにするのがおすすめです。

卵の状態で越冬が可能で、霧吹きで加湿しながら冷暗所で管理します。

孵化までは7か月くらいかかり、その後2ヶ月かけて成虫になるのが一般的ですが、気温によっては短期間で孵化することもあります。

ユウレイナナフシのまとめ

ユウレイナナフシは単為生殖することが可能ですが、オスは実在し、オスとメス両方を飼育することも可能です。

気を付けるのはゲージの大きさと餌で、大きくなるメスの体調に合わせたゲージ選びをしなければ、脱皮がスムーズにいかなかったりして死んでしまう場合があります。

エサに関してももちろん、エサ切れにならないように注意して飼育するようにしましょう。

(ライター ナオ)

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