シュウカイドウという名前の植物をしっていますか?

あまり聞きなれない名前ですが、もしかしたらあなたも目にしたことがあるかもしれません。

シュウカイドウの特徴

シュウカイドウはシュウカイドウ科シュウカイドウ属に分類される多年生草本の球根植物です。

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和名は中国名で「秋海棠」。

日本の各地で半野生化しているので日本原産のようですが、実は江戸時代に中国から渡来した帰化植物です。

バラ科の海棠に花が似ていることから名づけられました。

 

林床などの湿り気のある半日陰でよく繁茂し、地下に茎基部が肥大した球根をつくります。

初秋に開花し、地上部が枯れた後は地下に養分がいき、球根が肥大します。

 

耐寒性が強く、球根は地中で冬を越すことが出来ます。

雄花と雌花があり、雄花は上に立って咲き、雌花は垂れ下がるように咲きます。

 

葉は左右が非対称でハート形をしています。

花はこの葉の脇から花柄をたらし、自然界では群生しているところも多く見かけます。

 

草丈は40~60㎝で花の時期は8~10月頃です。

野生化しているので、園芸店などで栽培用に流通することはなく、庭で楽しみたい場合にはネット通販で購入することになります。

シュウカイドウの育て方

水はけと通気性が良く、適度な保水性のある土が適しています。

 

地植えするなら腐葉土や堆肥を良く漉き込み、鉢植えするなら赤玉土:腐葉土:軽石を6:3:1の割合で混ぜたものを使うと良いでしょう。

場所は湿潤で半日陰となる落葉樹の下などに植えるか、鉢植えの場合は直射日光の当たらないような場所が良いです。

 

土の表面が乾いてきたらたっぷりと水槍をします。

湿り気のある場所なら水やりは不用です。

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元肥として緩効性化成肥料を土壌に混ぜますが、肥培すると大きくなりすぎたりして趣がなくなってしまうので、追肥はオススメできません。

アザミウマという害虫がつくことがあり、花弁が茶色く萎縮したり、カサカサになるなどの症状が出ます。

 

増やし方はムカゴと種です。

土が合えば、多くのむかごをつけ、勝手に落ちて広がっていくこともあります。

基本的にはムカゴを採取して、ポットなどにばら撒きし、薄く覆土をしておいて、春になってから水槍をすれば、芽が出てきます。

シュウカイドウの花言葉

シュウカイドウは色々な名前を持つ花でもあります。

 

例えば、花の垂れ下がる様子を仏像の首飾りになぞらえたヨウラクソウや、愛する男性を待ちわび団長の思い出流した涙が、美しいシュウカイドウになったという中国の伝説からダンチョウカと言われることもあります。

 

また、英名ではハーディベコニアと呼ばれます。

どこか繊細な雰囲気で咲く姿は和風の庭園にもとっても良く合い、古くから茶人や俳人によって親しまれてきた花でもあります。

花言葉は片思い、親切、丁寧、可憐な人、繊細、恋の悩み、未熟などで、花のイメージや左右アンバランスの葉からついたと考えられます。

シュウカイドウの品種

シュウカイドウはもともと変異の置きにくい個体で、品種も多くありません。

白花シュウカイドウと裏紅シュウカイドウの2種類が知られており、白花シュウカイドウは在来のピンク花と比べて弱く、混色すると負けてしまいます。

裏紅シュウカイドウは葉裏が濃い赤になるシュウカイドウです。

 

他には同じシュウカイドウ科の植物として球根ベゴニア、木立性ベコニア、冬咲きベゴニアやマルヤマシュウカイドウ、高等シュウカイドウなどがあり、これらの花はシュウカイドウとよく似ているものもありますが、大きな花をつけたり、色が黄色やオレンジなど様々に展開されているものもあるので、栽培を楽しめますが、シュウカイドウほど簡単に栽培できるわけではありません。

 

寒さに弱い品種も多く、越冬出来るのはシュウカイドウだけです。

特に、人気もある冬咲きのベゴニアはクリスマス・ベゴニアとも言われ、栽培は難しいと言われています。

(ライター ナオ)

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