鳥をペットとして飼うことはそれほど珍しいことではなく、「オカメインコ」という鳥に関しても飼育は可能です。

しかし鳥好きでなければ知らないという方も多くいらっしゃるかと思います。

 

このオカメインコはどのような生態をし、そしてどれほど生きられるのでしょうか。

寿命についても言及していきます。

オカメインコの生態

オカメインコは野生下ではオーストラリアに多く生息しており、群れをなして生活しています。

珍しい鳥ではないため日本においても流通しておりペットショップなどに行けば飼うことも可能です。

このオカメインコですが、名前が特徴的で、「オカメ」と付けられた理由は頬の色がまるでチークをしたような見た目をしているため、その容姿をオカメに例えたことが由来していると言われています。

さらに「インコ」と呼ばれているにも関わらず種類としてはインコではなく、分類上オウムの仲間だというのです。

 

そのためオウムとしては非常に小さい種類となります。

攻撃的ではなく懐きやすい性格をしているため、ペットとしての飼育が容易であること、そして異なる鳥類とともに飼育しても荒れることは少ないという性質を持っています。

 

こうしたことから飼い鳥として比較的人気があります。

オカメインコの身体的な特徴として、冠羽によって自身の状態を表現することができます。

 

この冠羽とは頭部から伸びている羽根のことで、身の危険を感じたときにはこれが逆立ち、落ち着いているときには寝ていることが多いようです。

こうした冠羽を持つオウムの場合、それを使うことでコミュニケーションを図り、また威嚇などもすることが知られています。

寿命はどれくらいなのか

小動物の場合寿命が短いことが多く数年で死んでしまうような種類も多く存在します。

ではこのオカメインコの場合はどれほど生きられるのでしょうか。

 

実はペットとして飼われる動物の中では比較的長いほうであり、20年前後は生きると言われています。

イヌが10歳以上で高齢扱いになることを考えると長い付き合いになることが分かります。

 

オカメインコの一生を辿っていくと、まず親鳥であるオスとメスが共同で巣を作ります。

その後産卵してからもオスとメスの両方が交代をしながら卵を温めます。

 

孵化してから2か月ほど経つと巣立つと言われており、それまでの期間は親鳥から餌を与えてもらって食事を得ます。

こうして生後半年も経てば体の色合いなども成鳥へと成長していきます。

 

1歳頃には立派な成鳥となり繁殖もできるようになります。

寿命は20年前後と言いましたが、長寿のオカメインコであれば30歳も超えるものもいるようです。

性別の判断方法

もしペットとしてオカメインコを飼うのであれば性別は把握しておいたほうが良いでしょう。

その判別ための方法を説明いたします。

 

顔の模様や尻尾の模様を見ることで見分けることもできますが、もう一つ簡単な方法として姿勢や鳴き声が挙げられます。

オスであれば独特なポーズから鳴き声を上げるといった行動を起こします。

 

このときの姿勢とは、少し頭を下げ、かがんだような状態で鳴くというものです。

メスの場合こうした状態で鳴くことは通常なく、鳴く頻度もオスに比べて少ないため判別がつきやすいです。

オカメインコの寿命は20年前後!

オカメインコは20年近く生きることが可能で、飼育下におけるオカメインコは体調管理をしっかりしてあげることと生活環境を正しく整えてあげることで、より長く生きることもできます。

鳴き真似をすることもあり人にも良く懐くため愛着を持って飼い続けることができるでしょう。

20年を超え、30年近くも生きるとなれば飼い主にとっても人生のうち大きな割合を占めることとなるのです。

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