真っ赤なお鼻のトナカイさんは~♪

っと歌にもあるように、クリスマスにプレゼントを運んでくれるトナカイ。

 

そんなトナカイの寿命はどのくらいなのでしょうか?

トナカイが長生きしてくれないとクリスマスプレゼントがもらえないかもしれませんね(笑)

ここでは、トナカイの生態や寿命についてご紹介していきたいと思います。

トナカイの名前の由来

トナカイは各国で様々な呼ばれ方をしています。

日本でトナカイは「トナカイ」と呼びますがこれは和名で、アイヌ語の「トゥナカイ(tunakay)」 「トゥナッカイ(tunaxkay)」からとった 名前だそうです。

朝鮮、中国、ベトナムではトナカイのことを「馴鹿(じゅんろく)」と言い、”人に馴れた鹿”という意味を持っているのだそうです。

ロシア語では、「シェーヴェルヌィ・アリェーニ」と呼び、”北のシカ”という意味があります。

 

北アメリカに生息しているトナカイは、カナダフランス語の「カリブー(Caribou)」という名前で呼ばれています。

その他に「レインディア (reindeer)」とも呼ばれ、”角のある獣”という意味があるそうです。

トナカイの形態

トナカイは、シカ科のトナカイ属に属している鹿の仲間です。

トナカイは体長120~220センチ、体重60~300キロ、肩高は90~150センチで、メスよりオスのほうが体が大きいです。

 

トナカイと鹿との違いは、トナカイは角が生えています。

トナカイはオスとメス共に角を持っています。

 

角で雪を掘って、雪の中の餌をとります。

オスは春、メスは冬に角が生えて、オスは冬、メスは夏に角が抜けます。

 

角もメスよりオスのほうが大きいです。

雪の上でスムーズに歩くことができるよう、蹄は大きいです。

 

トナカイの体毛の色は黒や白、茶色や灰色など様々です。

寒い気温から身体を守るために体毛は分厚く、保湿性があります。

繁殖期になるとオスは、喉の周りの毛が長く伸びます。

トナカイの生態

トナカイは北極圏周辺のアメリカやカナダ、デンマークやノルウェー、ロシアに生息しています。

フィンランドでは家畜として飼育されていて、人為的にアイスランドやサウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島などにも生息しています。

 

ロシア極北地方のヤマル半島では、ネネツ族という先住民族がトナカイと共に暮らしています。

別名”トナカイ村”とも呼ばれているほどです。

 

寒冷のツンドラ地帯に適した身体をしているので、雪の積もったところでも沈むことなく歩けます。

トナカイはとても足が速く、時速80キロで走るのです。

 

川や湖を泳ぐこともでき、とっても上手なんですよ。

ですがトナカイはとても大人しい性格で、穏やかなんです。

 

トナカイは群れで春と秋に大規模な移動をします。

1日当たり20~50キロほどを移動します。

 

北米のトナカイは1年間で5000キロ以上の距離を移動するそうですよ。

トナカイは苔が大好物です。

 

草食なので、木の葉や白樺の皮などを食べます。

トナカイは哺乳類なので、1回の出産で1匹の赤ちゃんを産みます。

トナカイの寿命

トナカイの寿命はオスとメスで違いがあり、野生のメスで15年ほど、オスで8年ほどだと言われています。

飼育下では寿命が少し長くなり、メスであれば20年ほど生きるそうです。

トナカイって、実は・・・

実はトナカイは人に懐かない動物なんです。

ですので、本当はサンタさんと一緒に行動することは難しいことなのですよ。

ショックですよねー!!

 

本当のトナカイの姿を知ってしまって、子ども達の夢を壊してしまうかも・・・

ですので、子ども達にはナイショにしておきましょう(笑)

これからクリスマスに向けて大忙しのトナカイさん。

今年もみんなのプレゼントを運ぶため、サンタさんと一緒に頑張ってくれることを祈っています。

(ライター 雲呑)