チンパンジーは、人間にとってなじみの深い動物ですね。
なにせ、ダーウィンの「進化論」では人間は猿から進化したとされているからです。

 

動物園なんかでチンパンジーのような猿を見たことがある人も多いでしょう。
じっと見ていると、愛嬌のある動作をしていてます。

今回はこのチンパンジーについていろいろと紹介してみましょう。

チンパンジーの生態や成長過程〜寿命について

チンパンジーとは、霊長目のヒト科チンパンジー属の「類人猿」です。
「類人猿」ということは、人に近い猿ということになりますね!

なぜチンパンジーはこのような名前となっているのでしょうか。
人間にとてもよく似ている類人猿なので、1816年にドイツの動物学者であるローレンツ・オーケンにより、ギリシア神話の半人半獣の姿であった牧神パーンに因み、、

名付けられたそうです。

 

チンパンジーの生息地はアフリカで、セネガル・コンゴ・ルワンダ・ウガンダ・タンザニアなどです。

 

体長はオスが85センチメートル、メスが77.5センチメートルで、
体重はオスが40から60キログラム、メスは32から47キログラムです。

 

ご存知のように全身に黒い毛衣がはえていて、顎部分の毛衣は白くなっています。

 

顔の色は黒か肌色で、面白いのはオスが顕著ですが成長と共に額がはげ上がるんだそうです。
これも、人間に近いですね。

 

人間と同じく胎生で生後8年から11年経つと性成熟して、生後14年から15年で初産します。
チンパンジーの寿命はほぼ50年近く、飼育下においては57年生きたという記録もあります。

チンパンジーは道具を使っている!

木の上で昼によく行動し、地表においてはナックルウォーク、四速歩行をします。
夜になると毎日たいてい木の上に新しいベッドを作ってそこで眠ります。

 

チンパンジーの食生についてですが、チンパンジーの食べ物と言えばもちろん「バナナ」を
連想しますよね。もちろん果実が基本なんですが、雑食でなんでも食べます。
種子・花・葉っぱ・ハチミツや、昆虫〜小型・中型哺乳類まで食べるそうです。

 

チンパンジーの特徴は、「道具を使う」ということです。
なんとアリの巣に棒を差し込んでシロアリを食べているそうです!

 

ほかにも石・細かい木を使って果実の殻を割ったり、木の葉を利用して水を飲んだりしています。

このような道具を使うというのは、やはり他の動物だとあまりないですよね。

また、このような行動は地域によって違いがあるのも特徴です。

恐ろしいチンパンジーによる殺人事件

チンパンジーと人間との関わり、益害についてですが、
チンパンジーは人懐いと思うかもしれませんが、実は人間を襲って殺すとこもある
危険な動物です。また、共食いや他のチンパンジーの子供を食べることもあるそうです。

 

より凶暴になるのが10歳以降で、現地のアフリカでも危険な生き物という認識が
あるそうです。

 

アフリカの西部、シエラレオネでは、チンパンジーが車のフロントガラスを叩き割り、逃げようとした
男性を引きずり出して顔を地面に叩きつけ、両手両足の爪をはがした上、顔を食べて殺したとされています。
しかし、爪をはがしたってなんなんでしょうかね。チンパンジーによる拷問なんでしょうか。

 

この話はとんでもなく恐ろしいですね。
「ジョーズ」も真っ青な恐怖映画になりそうです。

 

このようなチンパンジーは、人間の凶悪犯罪者のような特定のものだと思いたいですね。

 

樹上の生活によって発達した握力は一説によると300キロとされていて、人間の骨ぐらいは
簡単に握りつぶしてしまえるそうです。

 

チンパンジーの公開ショーの後で、近くの女性のに飛び掛って噛み付き、怪我をさせたというニュースも近頃ありました。

猿と言えば、日本でも山から下りてきて田舎町に問題を起こすといったニュースもよく
ありますよねえ。

ほんとうは怖すぎたチンパンジー

人間に似ている「類人猿」、チンパンジーについてでした。
このように、チンパンジーというのは一見ほのぼのとしていますが、実は狡猾で凶暴なんですね。

このようなところも、やはり人間に似ているのかもしれません。