おばーちゃんの家に行ったら、必ずといっていいほど見かける「アロエ」。
アロエを知らない人はいないでしょう。
そんなアロエですが、アロエは贈り物にも適している植物です。
アロエの花言葉とアロエの特徴について詳しく紹介していきたいと思います。
アロエの名前の由来
アラビア語で「alloeh(アロエ)」とは”苦味がある”という意味です。
そのことが名前の由来となり「アロエ(Aloe)」と呼ばれるようになりました。
日本では江戸時代に「Aloe」のことをアロエではなく、「ロエ」と訳しました。
そして当て字で「蘆薈」と書きました。
ですが皆は漢字をロエと読まずに、ロカイと読むようになってしまったので、アロエの別名は「蘆薈(ロカイ)」とも呼ばれています。
琉球方言では「どぅぐゎい」と言います。
アロエの種類
アロエはアロエ属の多肉植物です。
世界で500種類以上確認されています。
アフリカ大陸やマダガスカル島を中心に、南アフリカ共和国やアラビア半島にも分布しています。
アロエのなかで一番大きなアロエ・バーベラエは、高さが18メートルになります。
一番小さなアロエ・ディスコイングシーは、数センチの高さにしかなりません。
日本には鎌倉時代にアロエは伝わってきました。
日本のアロエは2種類あり「キダチアロエ」と「アロエベラ」で、九州や瀬戸内海などの海岸で繁殖しています。
アロエの特徴
アロエの葉は肉厚でトゲトゲがついているのが一般的です。
種によってはトゲもなく、葉の薄いものもあります。
アロエは茎がない種や茎が大きく伸びる種、枝分かれする種や枝分けれしない種など様々です。
お花は赤色か黄色が多いです。
日本のアロエ、「キダチアロエ」は木のように茎が伸びています。
冬になると、分かれた枝に赤いお花を咲かせます。
アロエの中のゼリーは苦くないのですが、葉の外の皮はとっても苦いです。
キダチアロエを輸出する際は、ワシントン条約により許可が必要です。
もうひとつの日本のアロエ、「アロエベラ」は黄色いお花が特徴で、寒さに弱いです。
日本では食用で親しまれており、お刺身で食べたり、ヨーグルトにも入っていますよ。
美肌にも効果があるので、化粧品などにも使われています。
アロエの効能
アロエは紀元前4千年頃から皮膚病の薬草とされていました。
日本でも江戸時代には薬草とされていました。
ですがすべてのアロエが薬草となっているわけではありません。
日本の「キダチアロエ」と南アフリカの「ケープアロエ」のみ薬としての効能があります。
キダチアロエは便秘や火傷に効果があると言われています。
ですが、摂取や使用する際は自分で判断せずに、必ず専門家に相談しましょう。
アロエの花言葉と誕生花
アロエの誕生花は9月11日と11月22日です。
アロエの花言葉は「健康」「万能」「信頼」「苦痛」です。
アロエの花言葉の意味は、アロエの効能を花言葉にしています。
アロエの葉にトゲトゲがあることから「苦痛」との花言葉もあります。
マイナスな意味は見た目だけのことですので、あまり気になさらずに。
アロエの「健康」という花言葉に沿って、「ずっと健康に長生きして欲しい」との思いで祖父や祖母に贈るのもいいですね。
「万能」という花言葉に沿って、「何でもできる能力をもっと高めて欲しい」との思いで、スポーツをしている人などに贈っても◎
相手を「信頼している」という気持ちを、アロエを贈って伝えるのもアリですね。
アロエは昔から人に親しまれてきた植物です。
育てることも観賞もできるし、薬の代わりにもなり、美容効果もあってとても万能です。
花言葉も素晴らしい意味が込められているので、老若男女問わず、どんな人にでも贈ることのできるアロエは万能植物です!
(ライター 雲呑)