カンガルーのイメージと言えば、可愛いとかお腹に袋があるなどが出てくると思いますが
詳しい生態についてはあまり知られていない事が多いと思います。
今回はカンガルーがどの様な生態を持った動物なのか紹介していきたいと思います!
カンガルーは面白い動物?!生態や食性など
カンガルーの分布域はオーストラリア周辺で、およそ6500万年から存在していたと言われいるカンガルーは『生きた化石』と言われています。
基本的に野生のカンガルーは、草原や砂漠地帯などで生活しています。
体長はオスが130㎝~160㎝でメスは85㎝~105㎝あります。
子供の体長は大体2.5㎝くらいで、生まれてすぐは母親の袋(育児嚢)に入って成長していきます。
そもそもメスに袋がある理由は、子供を育てる為に必要だからです。
オスのカンガルーは育児に参加しませんがメスはとても育児熱心なんですよ!
メスは出産を終えたあと息つく暇も無く子供が袋に入ってこれる様に舐めて誘導します。
カンガルーの子供は袋の中に入ると母乳を飲み、そこで排泄を行い、その度にメスは袋の中を舐めて掃除します。
子供が乳首離れする頃くらいから袋から顔を出すようになったり袋から出てきたりします。
この時には既にメスは次の子供を妊娠してる事が多く、また次の子育てが始まります。
しかし中には産んでは育児放棄を繰り返したり、敵に追われたら子供を投げつけて逃げるものもいるみたいです。
カンガルーの力は凄く強くて、人間が蹴られたりパンチされると骨が折れるレベルだそうです!
メスは大人しい方ですが、オスは発情期を迎えると縄張り意識やメスの取り合いから気性が荒くなるので危険です。
それでも普段は穏やかでのんびりしている性格をしています。
カンガルーの食べている餌は、イネ科の草やハーブや果実などです。
カンガルーは元々は肉食性だった事もあり、種類によっては昆虫やキノコ類を食べる事もあります。
食べ方が変わっていて一度飲み込んだものを、もう一度口の中に戻しさらに噛み砕いて飲み込みます。
歯が伸びてくると物が食べにくくなったり口の中を怪我したりするので、定期的に木の皮など硬いものをかじって歯を削ります。
平均寿命は10年~20年と言われていますが、環境によってはそれ以上長生きするものもいます。
カンガルーの悲しい現実と日本でカンガルーに会える場所
オーストラリアではカンガルーを食用として捕まえる事がありますが
それ以外に、カンガルーの毛皮目的に捕まえる人達がいます。
海外では動物愛護団体の方などを中心に毛皮目的で動物の命を奪う行為を反対する運動が度々行われています。
でも普通に世界中でカンガルーの毛皮商品が売られているという事は今でも殺されているんでしょうね。
悲しい事ですが、これが現実です。
さて、この日本にはカンガルーは生息していないのですが
いくつか触れ合える場所があるのをご存知ですか?
実際に行ったことがあるのは、兵庫県の赤穂市にある『動物ふれあい村』です。
放し飼いにされているのですが、凄く人懐っこくて後ろをついてきたり甘えてきたりして可愛いですよ!
他にも長崎県にある『長崎バイオパーク』や栃木県にある『那須どうぶつ王国』などでも触れ合う事が出来るみたいです。
普段触れ合う事が出来ない動物と触れ合うのはとても癒されるのでオススメですよ!
カンガルーについてのまとめ
カンガルーは好奇心旺盛で人に慣れると犬や猫のように甘えてくるので本当に可愛いですよね。
上記で紹介した所以外にもカンガルーと触れ合える場所はあるので、是非一度見に行ってみて下さい。
本場のオーストラリアでは野生のカンガルーが暮らす広場もあるみたいですよ!
ライター MISAKI