「オオチョウバエ」って知っていますか?

家の中で発生するチョウバエの一種なんです。

 

トイレなどで見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、オオチョウバエの予防・駆除方法について、詳しく調査していきたいと思います。

オオチョウバエとは?

「オオチョウバエ(大蝶蝿)」とは、双翅目長角亜目チョウバエに属するチョウバエです。

日本だけではなく、世界各地に生息しています。

 

毎年5~10月に見ることができ、8、9月が一番発生が多いです。

オオチョウバエは浄化槽や排水などの汚泥が発生源となります。

そのため家の中で発生しやすい害虫となっています。

オオチョウバエの生態

オオチョウバエの成虫は、体長4~5ミリぐらいの大きさになります。

体の色は灰色や灰褐色で、全身に感覚毛が生えています。

 

ハートの形が逆さまになったような体形をしています。

触角はたくさんの節からできています。

 

蛾に似ているので間違われることも多いです。

オオチョウバエの幼虫は、体長8~9ミリで、体の色は褐色や黒色です。

 

体は細長くて両端が細くなった形をしています。

オオチョウバエの卵は2日で孵化して、その後10日でサナギになります。

 

それから3~4日で成虫が羽化します。

オオチョウバエは繁殖力が高く、一生のうちに250個ぐらいの卵を産みます。

オオチョウバエの発生場所

オオチョウバエは腐敗した水分を栄養にしています。

下水溝や排水溝、トイレ、台所などの腐敗した水の溜まる場所や湿度の高い暗所によく発生します。

 

オオチョウバエはトイレに多く発生するので、「便所虫」と呼ばれるほどです。

夜、公園などの公衆トイレに行くと、トイレの壁によくとまっています。

 

オオチョウバエの成虫は、夜になると活発に動きます。

灯火にもよく集まります。

 

とにかく、ヌメリ、ヘドロなど汚泥のある場所が大好きです。

ゴキブリが寄り付かない場所にもオオチョウバエは発生します。

オオチョウバエの駆除方法

オオチョウバエは繁殖力が高く、短期間で大量発生します。

オオチョウバエを駆除するには、発生源を特定して、その箇所を集中的に駆除することがおすすめです。

汚れが溜まっている場所にオオチョウバエの卵や幼虫を確認できれば、その箇所が発生源となります。

オオチョウバエの幼虫

オオチョウバエの幼虫が発生している場所をある程度確認してから、薬剤を散布しましょう。

コバエの幼虫駆除剤がオオチョウバエの幼虫に効きます。

卵や幼虫に熱湯をかけるのも駆除効果があります。

オオチョウバエの成虫

オオチョウバエの成虫はハエトリガミなどを使って捕まえて処分しましょう。

オオチョウバエ予防

オオチョウバエの予防には、オオチョウバエが発生しやすい箇所をきれいに掃除することが一番大切です。

オオチョウバエの幼虫

オオチョウバエの幼虫は排水溝のヌメリや三角コーナーの裏側など汚泥に生息しています。

この汚泥を取り除いて掃除することが予防になります。

オオチョウバエの成虫

オオチョウバエの成虫は飛んできて家の中に侵入するので、窓の開けっぱなしを辞め、ドアなどの隙間をなくすことが大事です。

また、蒸散タイプの殺虫剤をぶら下げておくと予防にもなります。

オオチョウバエの予防・駆除方法についてのまとめ

オオチョウバエの予防・駆除方法について詳しく調べてきましたが、いかがでしたでしょうか?

オオチョウバエは家のトイレなどに発生します。

 

オオチョウバエの卵や幼虫、成虫は殺虫剤や熱湯などで駆除することができます。

オオチョウバエの発生を予防するには、トイレや排水周りをこまめに掃除することが大切です。

(ライター 雲呑)