甘い実がとっても美味しい「びわ」
中には種が入っていて、この種を庭に植えるとびわの木が育つこともあるのだとか!?
そんなびわを美味しく食べられる季節はいつ頃なのでしょうか?
びわの特徴と、びわの季節について詳しく紹介していきたいと思います。
びわとは?
「びわ(枇杷)」とは、バラ科の常緑高木です。
びわの原産は中国南西部になります。
日本では四国、九州に自生しています。
日本でびわといえば、長崎県の「茂木びわ」でです。
その次に千葉県の「房総びわ」になります。
びわの木は10メートルぐらいまで育ちます。
びわの葉っぱは大きくて長い楕円形の形をしています。
濃い緑色をしていて、表面は艶があり、裏には産毛があります。
びわの実は黄橙色をしていて、楽器の琵琶に似ています。
このことが名前の由来にもなっています。
びわの栄養と効能
びわにはたくさんの栄養があります。
カロチンの量は果物のなかでNO.1です!
その他に、ビタミンBや、リンゴ酸、カルシウム、クエン酸、鉄分の栄養が含まれています。
またびわは風邪に効くといわれています。
風邪で熱が出たり、咳が出るときにびわを食べると症状が和らぎます。
喉が痛いときには、びわの果汁に葉と氷砂糖を加えて作る”びわジュース”を飲むといいそうですよ。
また、びわの花や葉っぱには頭痛や鼻水止めの効果があります。
びわの葉っぱを煎じたものは、あせもや皮膚炎に効果があるので、湿布すると良いそうです。
ただ、びわの種子には天然の有害物質が含まれています。
びわの種は食べないようにしましょう。
びわの季節はいつ頃?
びわの季節は「初夏」になります。
びわの収穫時期は5~6月で、びわの旬もその時期になります。
(ハウス栽培されたものは3月にお店に並びます)
5~6月にはびわ狩りも楽しめるので、みずみずしくて肉厚たっぷりの新鮮なびわを堪能してはいかがでしょうか?
美味しいびわの選び方
美味しいびわを選ぶポイントを紹介します。
まず、びわの色は綺麗なオレンジ色を選びましょう。
色が濃いのがおすすめです。
次にびわの形は、丸みがあってふっくらしているものが良いです。
大きすぎるのはよくありません。
びわの実に産毛が集中しているのも良いです。
傷がなく、ヘタがしっかりしているものも良いびわです。
びわの育て方
びわは種を蒔いてから、実を収穫できるようになるまでに速くて5年かかります。
(なかには10年かかる場合もあるそうです)
びわの種はホームセンターなどで販売していますが、実を食べた後に残った種でも育てることができます。
びわを育てるには平均気温が15度以上で最低気温がマイナス5度以下にならない場所が適しています。
びわの種は3~6月に蒔きます。
土は水捌けの良い土を選びましょう。
売られている果樹用培養土を使うのも良いです。
びわは11~2月に花を咲かせますが、寒さが苦手です。
びわはマイナス5度以下になると枯れてしまうので、注意しましょう。
びわの実は4月ぐらいになると実りだすので、袋がけをして実を守りましょう。
5~6月に収穫できます。
年に4回肥料を与えましょう。
2~3月、6月には速効性化成肥料を与え、9月、11月には堆肥や油かすなどの有機資質肥料を与えましょう。
びわの季節はいつ頃なのか まとめ
びわの特徴と、びわの季節はいつ頃なのかについて、詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
びわの季節は「初夏」です。
5~6月がびわの旬の時期になります。
美味しいびわを選ぶコツは、綺麗なオレンジ色をしていて、色が濃く、ふっくら丸みがあるものです。
びわは栄養豊富で風邪にも効くので、是非食べてみてくださいね。
(ライター 雲呑)