家を守ってくれているヤモリ!?冬は家を守っていないの!?

ヤモリの冬の暮らしについてお話します。

ヤモリの種類

ヤモリと一言で言っても世界中色々なところに生息しているヤモリ。

日本には16種類のヤモリがいると言われています。

ニホンヤモリに代表されるヤモリ属に属するヤモリは全部で50種類ほどだと言われていますが、世界には他にも多くのヤモリが存在しています。

ホソユビヤモリ属やナキヤモリ属の数は100~200種類もいると言われていますし、多くの属に分けられたヤモリたちの姿はみな千差万別です。

ニホンヤモリの生態

ニホンヤモリは日本に多く生息するヤモリです。

秋田県以南の本州と四国、九州、対馬。屋久島に分布し、生息域は民家やその周辺です。

 

夜行性で昼間は壁の隙間や樹木の鉢の下などの目立たないところでじっとしていますが夜になると家の灯に集まっている虫を食べに出ていきます。

名前の通り「家を守っている」かのように、家の周辺にいて、自分より小さな虫たちを食べて暮らしています。

 

繁殖期には一度に2個ほどの卵を木や壁に産み、卵は1か月半~2か月程で孵化します。

足には5本の指があり、指先には立派な吸盤がついているので、垂直なガラスでもへっちゃらで登っていきます。

敵に襲われると自切をして逃げますが、切れた尻尾が完全な形で復活することはないようで、「昔取ったなん杵柄」ではないですが、再生した部分は人間が目視してもわかる程度です。

ニホンヤモリの冬眠

ニホンヤモリは11~3月位まで冬眠しますが、冬眠といっても土の中に潜るわけではありません。

縁の下や外壁の隙間、物置の中など家の周りで比較的暖かく静かな位場所でじっとして冬を過ごします。

飼育している場合、部屋の中が暖かいと特に冬眠は行わず、一年中活動します。

そんな時は乾燥に気をつけ、時々霧吹きなどで水を与えるようにしましょう。

ちなみに、ヤモリの寿命は10年と言われています。

ペットとして適しているヤモリの種類

ヤモリの中には国産、外国産問わず、ペットとして適しているものがいます。

飼育の難易度は種類によって違います。

 

例えばヤモリ飼育初心者でも飼いやすいヤモリとして、ヤシヤモリが挙げられます。

インドネシア周辺の島々に生息していて、後頭部分からYの字に白い模様が入っているのが特徴です。

 

30㎝ほどまで成長し、小さなヤモリなら捕食してしまいます。

ニホンヤモリはペットとして飼うには少々難しいタイプのヤモリです。

グローブヤモリはペットとして人気の種類ですが、生息数が少ないため高額で販売されています。20㎝ほどの大きさにまで成長します。

 

バナナヤモリはインドシナ半島に生息している背中が黄色くバナナのような模様が特徴的です。

丈夫なので飼育しやすく、また状態の良いものに当たるとその色はとても美しく楽しめます。

 

値段も安価で初心者におすすめ。

トッケイヤモリもよく聞く名前です。

全長30㎝ほどにもなるヤモリですが、安価で売られています。グレーを基調としてオレンジや青の水玉模様が入っています。インドからマレー半島、マレーシアに生息しています。

 

夜に大きな声で「トッケー」と鳴くことからこの名前が付けられたようで、夜の鳴き声が気にならない方にはおすすめです。

色を楽しみたい人にはマダガスカルヒルヤモリなどもおすすめです。

 

飼育しやすく、緑色のベースにオレンジ色の斑点が入っています。昆虫の他、果実なども食します。

いずれにしても、自分の飼育スキルに合わせたヤモリを飼って楽しむことが一番です!!

ヤモリはペットショップや通販サイトなどで販売しています。国産のものや外国産のものなど様々いますのでよく吟味して選んでください。

(ライター ナオ)