皆さんは、スズメをご存知でしょうか。
朝、チュンチュンと鳴いて起こしてくれる可愛らしい鳥です。
今回は、そんなスズメの天敵についてご紹介いたします。
スズメってどんな動物?
スズメ目スズメ科の鳥類です。全長は約14-15cm、体重は18-27gと言われています。
頭部が赤茶色で可愛らしい見た目のスズメは冬の寒い季節に身体をもこっと大きく膨らませる姿を愛らしく感じる人も多くいます。
基本的に、クチバシは黒なのですが繁殖期の終わり頃にクチバシの根元が黄色になるスズメもいるようです。
スズメのヒナは、まだ充分に飛べない状態で巣立ちをします。その為に落ちてしまっても近くで見守っている親鳥が見つけ出して助け出します。
落ちているヒナを見かけても拾い上げることはせず、そのままにしてあげましょう。
繁殖時、人に対する警戒心は強いが、天敵などから身を守る為に、人の生活の傍で繁殖を行います。
集団で繁殖する習性があります。スズメは、瓦の下や雨樋と屋根の隙間などの屋根の軒の隙間などで見られることがあります。
スズメの生態って?
西はポルトガルから東は日本までユーラシア大陸の広い範囲に分布しています。
ボルネオ島、スマトラ島、ジャワ島などの熱帯または亜熱帯の地域にも生息しています。日本では、北海道から沖縄まで全国各地で見られます。
地上では両足で飛び跳ねて素早く移動する姿も見られます。
この飛ぶ姿をホッピングと呼ばれます。基本的に「チュンチュン」と鳴きますが、威嚇すると「ジュクジュクジュク」と胸を反らせながら尾を上げて激しく鳴きます。
スズメは雑食で、都市部に生息するスズメはサクラの花の蜜やパン屑、生ゴミなど食べます。
基本的にはイイネ科の植物を食べたり、虫などを食べたりすることもあります。夏~秋には害鳥として言われることもありますが、イネ科の害虫を食べるという点で一概には言えなくなっています。
スズメの天敵?
スズメの天敵は、猫やカラスなどです。農村部ではこれらに加え、オオタカ、ハヤブサ、フクロウなど大きめの猛禽類が天敵になります。
大きな鳥に食べられます。またヒト(人間)も天敵です。他に、イタチやクモ・ヘビなども天敵になると言われています。
以前は、スズメを焼き鳥として食べられていたこともあるので、その際にたくさん狩られていたようです。
また先ほど述べた通り害鳥として駆除されたこともあります。
またスズメは大食漢です。
3時間以上食べないと弱ってしまうそうで、食べられないことによる個体の減少はあると考えられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スズメは小さくてかわいいだけではなく、小さい故におおきい生き物には弱い傾向が見られました。
スズメも少なくなりつつある生き物なので、環境などを気を付けてあげたいものですね。
(ライター:Teyo)