猫科でも一番強い百獣の王「ライオン」。

今回は、そんなライオンの「耳」についてご紹介します。

ライオンってどんな動物?

食肉目ネコ科ヒョウ属の食肉類です。ヒョウ属は一般的に大型の肉食動物のことをいいます。

大きいオスのライオンであれば、250キログラムを超すこともありトラの次に大きな肉食動物と言われています。

生息地は、アフリカ大陸のサブサハラが主で、インドにもインドライオンがいますが絶滅危惧されています。

 

サバンナや草原などで群れをつくり生活をしています。群れのことをプライドと言い、メスと子ライオン少数のオスで形成され、狩りはメスの集団が連携をしてシマウマなどを襲います。

ラインの寿命

ライオンは、飼育されている場合は20年以上生きることがありますが、野生のライオンが10年以上生きることは稀だと言われています。

その所以は、オス同士の縄張り争いなどで負傷した傷が寿命を縮める原因ではないかとされています。

ライオンにとって最大の天敵は、敵群れのオスライオンということです。

ライオンは、絶滅危惧されていますが、頭数が年々と減っており回復する可能性は低いとされています。

保護区や国立公園など以外での生息は厳しいそうです。

減少の原因として上げられるのが生息地の減少、また人間とのトラブルが挙げられていますが実際のところは不明です。

 

また、「ライオンゴロシ」という植物があります。この「ライオンゴロシ」の果実には硬く鋭い棘が生えていて、棘の上を歩いたライオンの足などに刺さると抜けません。刺さった棘を取り除こうとして口に入ると、口内に刺さります。またその棘は抜けず、粘膜が化膿し、ものを食べられなくなり、最終的にライオンが餓死してしまうと言われています。

まさに「ライオンゴロシ」と言われても納得の植物ですね。

ライオンの耳、特徴は?

ライオンの見た目は、短毛・毛色はふつう黄褐色や灰褐色で、腹部は淡くなっており、耳は先が丸く後ろ側には黒い部分があり、尾の先も黒いのが特徴です。

 

ライオンの耳先が丸くなっているのは、狩りの際には音で判断よりも視力によって判断し、狩りをしている為に耳を使わなくても狩りができるようになっています。ヤマネコなどは森の中に居て耳を澄まさないといけない環境の為に、先がとがった形になっていると考えられています。

ライオンの豆知識

オスのたてがみは、身体を大きく見せたり頭部・頸部の攻撃を防いだりする効果があります。

オスライオンは、生まれて2~3年すると違う群れに入ることになり、入れるまでは同じ群れにいますが、いつかは巣立つそうです。

 

オスが、違うプライドを襲いトップを奪い取ったら、子ライオンを殺します。そして、メスの発情を促して、自分の子孫を多く残すことを目的とします。

1日の活動時間は、獲物がいれば20時間お休みし、獲物がいなければ1日中狩りをしています。ライオンは、狩りがあまり得意ではありません。その為、成功率は20回に1回だそうです。

 

以前、某番組でライオンは猫科の生き物だから、「またたび」や「猫じゃらし」に反応するのか、という実験を行っていましたが、皆さんは観たことがあるでしょうか?その番組で、実験した結果…やはりライオンも猫科の動物です。

「またたび」に反応すると、ぐでんぐでんに伸び切りデレデレに酔っぱらっており、猫じゃらしも自分で遊んでいた姿がありました。

やっぱりライオンも猫なんだなぁ、と感じられた瞬間でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ライオンも、怖そうですけどやっぱり猫科の動物ですよね。ぜひ動物園に行った際にはそんな点も気にしながら見てください!

(ライター:Teyo)