いまや人気絶頂でテレビで見ない日はないと言っていいほどのマツコ・デラックス。

彼女がテレビである女優さんの鼻のことを「ライオンみたいな鼻」と言ったことがネットを騒然とさせているようです。

 

でも、ライオンみたいな鼻とは一体どんな鼻なのでしょう。

そして、それは誉め言葉なのか、けなし言葉なのかーーー検証してみます。

ライオンの臭覚

ライオンは食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される食肉類です。

別名は獅子。オスは体重250kgを超えることもあり、ネコ科の動物の中ではトラについて2番目に大きな種です。

ネコ科ということでネコについて見てみると、ネコの臭覚は人間の1万~10万倍あると言われ、これは人間の1万~10万分の1程度の濃度の匂いを感知することが出来る事を意味しています。

 

ライオンはネコと全く同じではありませんが、ライオンの感覚の中で最も優れているのが臭覚だと言われています。

ライオンは獲物を探すときにはまず臭覚によって臭いを嗅ぎ分けることから始めます。

 

犬は臭覚の良い動物の代表として、人間社会においても麻薬検知を行ったり、行方不明者の捜索を行ったりと活躍しています。

しかし、イヌよりも更に臭覚が鋭い哺乳類がゾウとクマです。

 

また、イノシシも犬と同等の臭覚を持つと言われ、ハツカネズミやアフリカオニネズミなども病気の発見等に一役かっている貴重な存在です。

哺乳類以外でもキイロショウジョウバエやミツバチ等は驚異の臭覚を持っていると報告されています。

残念ながら人間は哺乳類の中で最も臭覚が鈍いのだそうです。

ライオンの鼻

話は随分と脱線してしまいましたが、ライオンの鼻の能力についてはなかなかのものだということはお分かりいただけたのではないかと思います。

お気づきだと思いますが、もちろんマツコ・デラックスが例えたライオンの鼻というのは、臭覚のことではなく、鼻の形。

 

「女優さんはほとんどが整形していて、そうでなければあんなライオンの鼻みたいになるはずがない!」というくだりの中で出てきた言葉。

「ライオンの鼻」とは鼻筋が太くて花の高さは低く、小鼻が広がっています。

 

存在感があり、鼻筋の細いしゅっとした鼻とは違う魅力があります。

空気もいっぱい吸えそうですし、存在自体がとてもエネルギッシュ。

 

どちらかというと誉め言葉として使われているのではないかと思いますが、そのどちらでもなく純粋に獅子鼻だということを言いたかっただけかもしれません。

実際、名前が挙がっていた女優さんの顔写真を見てみると、確かに鼻筋が太くて低い。

 

しかし、太いだけではなく、しっかりと鼻筋が通っているから、美しい!

その人にしか出せない、その鼻でしか成り立たない深い美しさが存在していると感じるのですが、マツコ・デラックスの今回の発言では、嫌味の入った皮肉として使われていた

のではないかと思います。

人相学

人相学の世界でいうと、獅子鼻は男性的で決断力に富んだ性格と言われています。

鼻下の縦溝は上から下へ幅広くなるのが吉相で、溝の中に傷がなければ寿命も長く、財運も豊かです。

 

また、鼻が高く先端がほっそりしている人は生命力が弱いと言われています。

威厳とカリスマ性を備えた女豪傑の吉相とも!

 

海外の芸能人で言うと、ジョニーデップが挙げられるでしょう。

日本人では本来ならあまり存在しないタイプの鼻でもあります。

「ライオンの鼻みたい」は誉め言葉か?に関するまとめ

結論!!今回の場合、「ライオンの鼻みたい」はけなし言葉として使われた。

一般的には「ライオンの鼻みたい」は誉め言葉でもなく、けなし言葉でもない鼻の形のひとつの表現として存在している言葉。

(ライター ナオ)