あなたは「黒いライオン」を見たことはありますか?
ブラックライオン・・・とても迫力がありそうですね。
果たして世界中に黒いライオンは存在するのでしょうか?
黒いライオンについてや、その他の黒い動物についても紹介していきたいと思います。
黒いライオンは存在するの?
白い色のホワイトライオンは、世界で数百匹存在しています。
それでは、黒いライオンは存在しているのでしょうか?
答えは「NO」です。
黒いライオンは存在していません。
インターネットなどで黒いライオンの写真などが出回っていますが、これはCGなのだそうです。
黒いたてがみをもつライオン
黒いライオンは存在していませんが、黒いたてがみをもつライオンは実際に存在しています。
黒いたてがみをもつライオンの名前は、「バーバリライオン」といいます。
「バーバリライオン(Panthera leo leo)」は、アフリカ北部に生息していました。
バーバリライオンは別名で、アトラスライオンとも呼びます。
バーバリライオンの全長は3~4メートルで、体重は200キロぐらいの大きさです。
ライオンのなかでも大型です。
胴まで伸びる黒いたてがみが特徴です。
胸板は厚めなのですが、脚は短めです。
ケープライオンやガエトゥリライオンに似ています。
バーバリライオンは他のライオンとは違って、山間の森林が好きです。
地中海周辺では昔、バーバリライオンをパレードに参加させたり、競技場で戦わせたりしていました。
その為、バーバリライオンは狩猟と捕獲で生息数が減りました。
そして都市開発などでバーバリライオンの生息地も少なくなり、1891年にアルジェリアとチュニジアからいなくなりました。
その後、1922年にモロッコで絶滅したそうです。
ですが月日が経った1996年、バーバリライオンが再発見されました。
2007年には1頭だけですが、生息しているのが確認されています。
海外の動物園では飼育下で繁殖活動が行われています。
フランスの動物園では50頭、モロッコのラバト動物園でも飼育されています。
黒い色の動物達
黒いライオンは存在しませんが、黒く産まれた動物達はたくさんいます。
その動物達を紹介していきますね。
ジャガー
ジャガーは黒化遺伝子が優性なので、黒いジャガーは飼育下でも生まれやすいのだそうです。
意外にも黒いシャガーはたくさんいるのです。
動物園でブラックジャガーを見たことがあるという方もいるのではないでしょうか。
シカ
黒い鹿は存在していますが、とっても貴重だそうです。
シマウマ
稀に黒いシマウマがいます。
全身が真っ黒になるのではなく、黒いシマシマ線の幅が大きいそうです。
キングペンギン
黒いキングペンギンは南極に生息しています。
通常のペンギンと一緒に群れで生活しています。
全身が真っ黒いものと、部分的に黒いものがいます。
フクロウ
黒いフクロウもいるそうです。
カモ
黒いカモは、皮膚も毛も羽も口ばしも爪も黒いです。
黒いカモは食べられます。
サーバル
黒いサーバルは存在しています。
黒いサーバルは通常のサーバルよりもカモフラージュ力があります。
テンジクネズミ(モルモット)
野生化では稀に誕生する黒いモルモット。
人工的に黒いモルモットを誕生させているそうです。
ウサギ
黒いうさぎもいますよ。
ヒキガエル
黒いヒキガエルも存在しています。
とても貴重です。
黒いライオンはいるのかどうか まとめ
現在黒いライオンは存在していません。
ですが、他の動物たちが次々に黒く産まれ、誕生しています。
黒いたてがみを持ったバーバリライオンは飼育下で繁殖活動されているので、この先、突然変異などで黒いライオンが誕生する可能性も低くはないのかもしれません。
黒いライオンが産まれてくることを楽しみに、首を長くして待ちましょう。
(ライター 雲呑)