皆さんもご存知の蜘蛛!

蜘蛛と言えば糸を張ってじっとしていたり、徘徊していたりと言うイメージはありますが

蜘蛛が糞をしているところを見たことがありますか?

今回は蜘蛛の生態などを交えつつ、糞についても詳しく書いていきたいと思います。

蜘蛛の生態~日本でよくみる蜘蛛の種類~

蜘蛛の種類は全部で35000種類以上いて、日本だけでも1200種類の蜘蛛が存在します。

その中でも日常的によくみる蜘蛛を少し紹介したいと思います。

アシダカグモ

アシダカグモの生態は、アシダカグモ科に属する蜘蛛の一種です。

体長は20mm~30mmで、大きいものだと大人の手のひらサイズあるものもいます。

 

別名「アシダカ軍曹」と言われていて、主に人家に姿を現します。

人間には害は無く、むしろゴキブリなどの害虫を駆除してくれるので益虫と言われています。

 

徘徊性で巣を作らず、獲物を見つけたら素早く捕食してくれます。

ただしその厳つい見た目から怖がられることはよくあります…。

アダンソンハエトリグモ

名前だけ聞くと分からない方も多いと思いますが、アダンソンハエトリグモは、ハエトリグモの一種で日本の家屋によく現れます。

生息域は日本全国に広く分布していますが、主に北海道・本州・四国・九州あたりでよく見られます。

 

体長は6mm~8mmで、メスのほうが大きいのが特徴です。

このアダンソンハエトリグモもゴキブリやハエなど害虫を駆除してくれるので、益虫として知られています。

セアカゴケグモ

セアカゴケグモの生態は、ヒメグモ科に分類される有毒の小型の蜘蛛の一種です。

元々は外来種でしたが90年代にオーストラリアから日本に入ってきて広まりました。

 

ほぼ日本全国に生息していますが、主に近畿地方・東海地方に多く見られます。

体長は0.7~1㎝程で、全体的には黒色ですが、腹部の背面には赤色の縦状の模様が特徴です。

 

日当たりがよく暖かい場所を好み、餌は昆虫や小動物を捕らえて食べます。

毒を持っているのは雌のみで、噛まれると激しい痛みや発熱やかゆみなど様々な症状が起こります。

もし発見した場合は市販の殺虫剤で簡単に駆除できます。

 

ざっと日常的によく見る蜘蛛を挙げてみましたが、他にも沢山の種類の蜘蛛が二本には生息しています。

そのほとんどが、毒を持たず人間に害が無いものが多いですが、稀に猛毒を持つ危険な蜘蛛もいるので、知識を付けるなどして気を付けておいた方が良いでしょう。

蜘蛛のふんってどんなの?~蜘蛛の雑学~

昆虫や動物を含め、糞と聞けば固形物のものを想像すると思いますが蜘蛛の糞は違います。

蜘蛛の糞は液体のようなもので、例えるなら鳥の糞に似ています。

 

蜘蛛は食事をするとき、獲物に消化液を注入して液体状になったものを吸って食べるので、糞も液体状で出てくるわけです。

そもそも液体状にして獲物を捕食するので排泄の頻度も低いので、もし家などで発見しても、糞まみれになることはありません。

 

蜘蛛の糞のお掃除方法ですが、さっと水を掛けただけでは落ちないので、お湯と濃度が濃いめの洗剤を使って落とすと良いでしょう。

余談ですが…、良くゴキブリの糞を蜘蛛の糞と思っている方も多いですが、ゴキブリの糞は臭くて黒い固形になっているのが特徴です。

そして、蜘蛛の糞は白くて液体状になっているのが特徴です。

蜘蛛についてのまとめ

今回は蜘蛛について紹介しましたが如何でしたでしょうか?

蜘蛛の生態は種類によって様々で、調べれば調べるほど面白い発見があるので

もし興味があれば、皆さんも図鑑や資料を参考に蜘蛛について調べてみてくださいね!

実際に飼育しながら観察するのも面白いですよ。

ライターMISAKI