皆さんは福寿草と言う植物をご存知でしょうか?
とても不思議生態を持っていて、面白い植物なんですよ!
今回はそんな福寿草の生態や開花時期や毒があるのかなどについて紹介していきたいと思います!
福寿草の名前の由来・花言葉・開花時期・栽培方法について
まず名前の由来ですが、幸福などめでたい「福」と言う漢字と、長寿の「寿」を組み合わせたところからこの名前が付けられたようです。
どうしてこういう意味の名前にされたかと言うと、元旦の雪の積もる時期でも元気に花を咲かせるからだそうです。
花言葉は「幸せを招く」「永久の幸福」「悲しき思いで」と言うメッセージが込められています。
基本的には明るい花言葉なんですが、悲しき思いでという花言葉に関しては、美少年アドニスの悲しい伝説から来ていると言われています。
興味がある方は、「アネモネの悲しい伝説」で調べてみて下さい!
誕生花は01/01・01/03・01/04・01/12・02/26・04/06です。
開花時期は1月~3月の間で、6月~7月には枯れてしまいます。
福寿草は初心者さんでも育てやすい植物なので、少し簡単に栽培方法を紹介してきますね!
①市販で既に種が植えてあるものも売っていますが、自分で一から栽培する場合は9月~11月の間に種を植え付けるのがオススメです!
鉢は普通サイズのものを用意し、土は市販で売っているもので大丈夫です。
②日当たり風通しが良い所で栽培するのが良いのですが、あまり直射日光を浴び過ぎると枯れる
原因になりますので、木漏れ日が当たる程度のところが良いでしょう。
③水やりのついてですが芽が出る前と芽が出て葉が付き始めるまではたっぷり水を与えてあげて下さい。
土がパサパサニ乾燥しないよう、常に湿っている状態をキープして下さい。
花が咲き始めても普通に水をやっても良いのですが、花に直接当たると花びらが傷む原因になるので注意しましょう。
④肥料については、種を植える前に土に「緩効性化成肥料」を数粒仕込んでおくと良いようです!
そのあとは、二週間に一回くらいの頻度で液体肥料を施すと良いですよ。
ざっくり書きましたが、栽培方法はこんな感じです。
あと病気や害虫についてですが、冬になると凍結によって株が腐ってしまう事があるので水やりの際に花に水が掛からないようにしたり、乾燥させないよう注意が必要です。
そして、ナメクジやヨトウムシやアブラムシが寄生する場合があるので、普段からこまめにチェックしておく事と、見つけたらすぐに駆除するようにしてください。
福寿草は毒がある?~生態・雑学~
福寿草の生態は、金鳳花科フクジュソウ属の多年草です。
原産地は日本で、東アジアを中心に広く分布しています。
日本に福寿草が広まったのは江戸時代からだそうです!
草丈は10㎝~30㎝まで伸び、茎の先端に3㎝~4㎝くらいの小さく丸い花を付けます。
花の特長は真上を向いて咲き、通常の花色は明るい黄色ですが、稀に紅色や白色の花を咲かす事もあります。
花が枯れた後は、羽状の切れ込みが入った葉が出てきて、それも夏前に枯れて休眠します。
福寿草は心臓の薬として漢方薬にもなっているのですが、漢方薬を作る際に少しでも量を間違えると死に至る危険性があると言われています。
なぜなら福寿草は猛毒を持っていてるからです。
でも、花の香りを嗅いだり触っただけでは何も起こらないので安心して下さい。
漢方もしっかり安全性を考えて作られているので何も心配はいりません。
一応福寿草の毒はどんな症状を引き起こすか説明しておきますね、
- 幻覚・幻聴
- てんかん
- 頭痛・関節の痛み
- 無気力・脱力感
ちなみに福寿草の毒に対抗出来る解毒剤はないようです。
福寿草についてのまとめ
今回は福寿草について紹介しましたが如何でしたでしょうか?
くれぐれも福寿草を口にしたり、漢方薬を自分で作ったりしないでくださいね。
福寿草はフキノトウという植物に良く似ていて間違えて食べてしまったというケースもあるので
見分けがつくようにしっかり知識を身に付けておきましょう。
ライターMISAKI