ホワイトセージという植物を知っていますか?
お料理好きな人なら使ったこともある、セージの仲間???
今回はホワイトセージについて詳しくお話していきます。
ホワイトセージの特徴
ホワイトセージはシソ科アキギリ属に分類される植物で、アメリカ西海岸に自生し、スマッジングハーブとも呼ばれ、古くからネイティブアメリカンの間では先生な儀式で浄化する際に用いられたことで知られています。
葉全体が白っぽく、セージと同じ葉をしています。
ホワイトセージの花
ホワイトセージは草丈が60~100㎝に伸びます。
シソ科の花らしく、可憐な薄いブルーの花を咲かせます。
市販のポット苗から育てると、花が咲くまでは数年がかかり、その頃には株は1.5m以上になっていることも。
ホワイトセージの使い方
ホワイトセージは十分に乾燥させて、葉先に火をつけ、軽く振って火を消した後の煙を楽しみます。
現地ではこの煙に聖なる力が宿っていると考えられていて、空間を浄化する働きがあると言われています。
独特の香りを楽しむのですが、葉が新鮮である方がより香りも高く、浄化の作用もあると言われます。
空間に十分煙がいきわたり、ホワイトセージの煙がすっかり消えたら、窓を開けて邪気を払います。
この時の受け皿として現地で使われているのは、アワビの貝殻、アバロン・シェルですが、手に入らない場合は通常の皿などでも構いません。
ネイティブアメリカンのこの儀式は母なる大地と繋がる行為で、自然の4大要素、天、地、火、風と考え方を尊重し、水をアバロンシェルに例え、地を少量の土、火をセージの煙、風を鳥の羽として行っています。
ホワイトセージの煙は自然とネガティブなエネルギーに集まって吸収し、浄化活動が始まり、浄化が終わると煙は消滅して、その煙を外に追い出すのです。
火が付きにくい場合はホワイトセージが湿っている場合があります。
一度十分に天日で乾燥させるか、電子レンジで軽く温めるかなどして、湿気をとってから再チャレンジしてみてください。
保管は乾燥材を入れて、保管しておきます。
また、妊娠中や体長不良を感じる時、大量のお酒やたばこの後、精神安定剤などを服用している場合も使用してはいけません。
ホワイトセージの栽培
ホワイトセージは湿度の高い日本では栽培が難しいと言われています。
特に種から育てるのは上級者以外は止めておいた方が良さそうです。
種蒔きの適期は3~4月、もしくは9~10月です。
種を蒔く1か月くらい前に冷蔵庫で冷温処理を施し、蒔く24時間前から水に浸しておきます。
育苗ポットにバーミュクライトや赤玉土を入れ、重ならないように種を場巻きます。
日陰で土が乾かないような場所に置き、水やりをして管理すると4~14日で発芽します。
間引きをしながら本洋画3~6枚になったら、鉢や地面に植え替えます。
苗の植え付けは3~5月、10~11月が適しています。
耐寒性はありますが、夏の暑さには弱いので、鉢植えにして温度管理がしやすいようにしておくのが無難です。
植物が小さいうちは、寒さにも弱いので注意しましょう。
苗よりも一回り大きな鉢に植え付け、地植えの場合は苗同士の間隔が20~30㎝空くようにします。
土は中性からアルカリ性で、水はけの良い土を好みます。
やや乾燥気味に育て、肥料は植え付けの時に堆肥と緩効性の化成肥料を土に混ぜ込んで、あとは月に1回固形肥料を施すか、液肥を2~3週間に一度与えます。
肥料が多すぎると、枯れてしまいますので注意が必要です。
摘心をすると脇芽が出て、株が大きく育ちます。
夏の高温多湿には弱いので、風通しを良くするためにも梅雨の前に収穫し、切り戻しをします。
半分ほどを切りながら、同時に傷んだ葉をとり、綺麗な状態にしておきます。
(ライター ナオ)