皆さんはハルジオンとヒメジョオンという植物をご存知ですか?
見た目は凄く似ているので見分けるのが難しい植物なんですが…
今回はそんなそっくりなハルジオンとヒメジョオンについて紹介していきたいと思います!
ハルジオンとヒメジョオンの違い~花言葉と生態と開花時期~
ハルジオン(別名;ハルジョオン)
名前の由来⇒春に咲くシオン。ただしハルジオンはシオン科ではありません。
- 花言葉⇒「追想の愛」
- 誕生花⇒04/14・12/12
生態は、キク科ムカシヨモギ属の多年草で、一部の地域では貧乏草と言われています。
何故貧乏草と言われているかというと、色々な説があるのですが、どれだけ貧乏な家の庭にも生える植物であるという所から来ているんだそうです。
原産地は北アメリカで、日本にやってきたのは大正時代からです。
関東地方から分布域を広げていった外来種です。
茎の長さは30㎝~80㎝まで伸び、葉と茎は黄緑色で全体的に柔らかい産毛のようなものが生えています。
茎は先の方がいくつか枝分かれしていて、花の大きさはヒメジョオンと比べると一回り大きく、カラーバリエーションは白とピンクと紫です。
ハルジオンの再生力は強く、引き抜いても根っこが少しでも残っているとまた直ぐに花を咲かせます。
開花時期は4月~6月で、植えの時期は4月~7月がオススメです!
ヒメジョオン
名前の由来⇒中国の女苑という花にそっくりで、愛らしい見た目から姫がつけられヒメジョオンとなりました。
- 花言葉⇒「素朴で清潔」
- 誕生花⇒11/18
生態は、キク科ムカシヨモギ属の一年草で、60年代に日本にやってきた外来種です。
日本に渡ってきた当初は観葉植物のとして認められていましたが、繁殖力が強いので今では雑草扱いになってしまいました…。
在来種の生育を邪魔する恐れがあるとして要注意外来生物にも登録されている他、日本の侵略的外来種ワースト100にも指定されています。
原産地は北アメリカで、ヨーロッパやアジアに広く分布しています。
草丈は約40㎝~80㎝まで伸び、放牧地や道端や堤防などあらゆる所に自生しています。
茎からは細長い葉が出ており、先の方でいくつか枝分かれして花を咲かせます。。
一見花だけ見るとヒマワリや菊に良く似ていますが、それらと比べると花ビラが細いのが特徴です!
カラーバリエーションは白または薄紫です。
開花時期は6月~10月で、植えの時期は3月~8月がオススメです。
ヒメジョオンもハルジオンと同じく、引き抜いても根っこが残ったままだとまた直ぐに花を咲かせます。
ざっくりハルジオンとヒメジョオンの違いなどをまとめてみましたが、似たよな所も沢山ありますが違いがあるのもお分かりいただけたかと思います。
さらに深く違いを説明すると、ヒメジョオンの方が背が高くスラッとしているのが特徴です。
そして茎の違いで言うと、茎を折った時にヒメジョオンの茎には空洞が無いのですが、ハルジオンの茎には空洞がある事です。
この二種類について知識が無い方から見れば同じような植物に見えますが、調べれば調べるほど細かい所に違いがあるので是非興味がある方は写真で見比べながら調べてみて下さいね!
ハルジオンとヒメジョオンについてのまとめ
今回はハルジオンとヒメジョオンの違いについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
この二種類以外にも似たもの同士の植物は沢山ありますが、本当に細かい所が違ったり育ち方や属する所が違ったり、沢山面白い発見をさせてくれます。
もし時間があるなら、ハルジオンとヒメジョオンを自分で育てて観察記録をつけるのも楽しいかも知れませんね。
ライターMISAKI