お彼岸の季節になると、真っ赤な彼岸花が集まって咲く光景を見ることが出来ますね。

彼岸花の定番といったら真っ赤な赤色ですが、実は彼岸花には赤色以外の花があるそうなんです。

 

彼岸花には赤色の他にどんな色があるのでしょうか?

彼岸花の花の色について調べてみました。

彼岸花とは?

「彼岸花(ヒガンバナ)」は、別名「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」とも呼ばれる秋の彼岸頃に咲く花です。

茎は約30センチぐらいの長さがあり、その先に6枚の花びらを放射状に咲かせます。

彼岸花には毒がありますが、きちんと毒を除けば食べることも出来ます。

昔は非常食として食べられていました。

 

彼岸花は英語での呼び方が3つあり、どれも面白いです。

彼岸花は集まって咲いているのをよく見かけ、しかも彼岸花はアマリリスの仲間なので、「クラスターアマリリス」

 

花びらが蜘蛛の足に見えるので、「レッドスパイダーリリー」

花の咲く時期が台風の季節の為、「ハリケーンリリー」

私はレッドスパイダーリリーが気に入りました(笑)

彼岸花の色

彼岸花には定番の赤色以外に数色の色の花が咲きます。

赤色以外の彼岸花をご紹介します。

黄色

別名「鐘馗水仙(しょうきずすいせん)」と呼ばれているのが黄色の彼岸花です。

赤色の彼岸花より花の幅が広く、細身のユリのようです。

開花時期は9月~10月で、日当たりのよい場所が好きです。

霜や凍結には弱いです。

白(アルビフロラ)

白い花が咲く彼岸花です。

花の色は純粋な白い色の時もあれば、クリームがかった白やピンクがかった白の時もあるそうです。

 

それによって花の形も若干変わり、花びらが幅広いものや花びらにフリルがあるものなどがあります。

葉っぱの色も微妙に変わるそうです。

ですがどれも9月の半ばに開花します。

濃い緋赤

濃い緋赤色の彼岸花です。

赤黒っぽいですが赤が強いです。

 

葉っぱも濃色になっています。

花が咲きにくいそうです。

黒赤

黒赤色の彼岸花もあります。

突然変異といわれています。

普通の彼岸花に比べると弱いです。

真夏のクリスマス(ホウディシェリー)

白色の花が咲きます。

クリーム色から咲き始め、真っ白い色に変わります。

 

花は8月に咲き、とても大型の大きさです。

葉っぱは綺麗な青緑色で、厚みがあって先が丸くなっています。

 

彼岸花のなかでとても人気のある品種です。

この彼岸花の正式品種名は「ホウディシェリー」です。

珍しい球根のコレクターである「セシル・ホウディシェル氏」から名をとっています。

キツネノカミソリ

花は名前の通りキツネ色のような、オレンジ色をしています。

 

夏咲きで、花びらは反り返りません。

通常の彼岸花より球根も花も小さめです。

オオキツネノカミソリ

ピンクがかったクリーム色の花です。

球根と花はキツネノカミソリよりも一回り大きいです。

開花は7月ですが、上手に育てるのは難しいといわれています。

彼岸花の花言葉

彼岸花は花の色によって花言葉の意味が変わります。

「情熱、転生、悲しい思い出」

彼岸花の燃えるような真っ赤な花の色が情熱の由来です。

彼岸花はお墓に咲いていることが多いので、悲しい思い出との意味もあります。

「深い思いやり、追想、陽気、元気な心」

葉と花が同じ時に成らないので名付けられたそうです。

「思うはあなた一人、また逢う日を楽しみに」

白色の彼岸花は珍しいので、そんな特別な想いを込めて付けられたそうですよ。

彼岸花の色についてのまとめ

彼岸花にはどんな色があるのかご紹介してきましたがいかがでしたか?

彼岸花を代表する定番の真っ赤な赤色に始まり、黄色や白などの色があります。

 

彼岸花の色によっても花言葉の意味が変わってくるので、注意したいですね。

秋の彼岸花はとても風情があります。

外に散歩に行った際には白や黄色の彼岸花を探してみましょう。

(ライター 雲呑)