バラには約4万種の種類があります。

そのなかでも、ガーデン用と切り花用のバラに分かれるそうです。

 

バラの切り花は花束にして人に贈ってもいいですよね。

切り花に向いているバラの品種について調べてみました。

バラとは?

「バラ(薔薇)」は、バラ科のつる植物です。

園芸や栽培ができます。

葉や茎に棘を持っているのが特徴です。

バラは北半球にしか咲いていません。

 

中国、ミャンマー、チベット周辺が産地で、ヨーロッパやアメリカへ広がっていきました。

現在バラは4万種以上存在しているそうで、世界各国で日々品質改良され、色々なカラーや形の品種が次々と発表されています。

バラの種類

バラはとっても種類が多いのですが、大まかに4つのグループに分けることができます。

原種・原種系交雑種

バラの原点である原種は、春だけ開花する「一季咲き」がほとんどです。

バラの歴史はこの原種から始まりました。

オールドローズ

オールドローズは基本的につる性で、香り高いのが特徴です。

古くからの歴史のあるバラが属しています。

つるばら

典型的なつるばらです。

つるばらは「クライミングローズ」「ランブラーローズ」「シュラブローズ」の3つに分かれます。

四季咲きバラ

名前の通り、年中いつでも花を咲かせる四季咲きのバラで、木立性になります。

四季咲きのバラは更に、「チャイナ」「ティー」「ハイブリッド・ティー」「ポリアンサ」「フロリバンダ」「ミニチュア」に分かれます。

バラの切り花

切り花用のバラは、園芸店では苗が売られていないことが多いです。

ですので、バラの花を買ったり、貰ったりしたら挿し木をして増やすことができます。

ですが切り花用のバラは「種苗法」という生産者の特許権が付いています。

他の人に贈ったりすることは禁止されていますので、自分で挿し木をしてバラを増やした場合は、自分で楽しむだけにしましょう。

 

ガーデン用でも花保ちの良いバラは切り花に向いているようです。

現在ではガーデン用としても切り花としても楽しめるFGローズというものもあります。

自分で育てて、切り花として楽しむのもいいですね。

バラの切り花 おすすめの品種

カーディナル(KARDINAL)

とても綺麗で明るい赤色です。

美しいフォルムはバラを代表するほど◎

 

バラの花束で一世風靡したのはこのバラです。

花保ちもよく、ティーの香りがします。

サムライ(SAMOURAI)

濃い深紅色をしたバラで、ベルベットのような美しい光沢があります。

格が高く、品のあるバラです。

フランス原産なのですが、サムライ・スピリットに尊敬して付けられた名前です。

アヴァランチェ(AVALANCHE)

オランダ皇太子の結婚式で使われて注目され、結婚式では定番の白いバラです。

ふんわりとした大きな輪は存在感があります。

ブラザー・カドフィール(Brother Cadfael)

ミディアムピンクのカラーがとってもキュートです。

ディープカップ咲きの丸くころんとした形をしています。

ガーデン用のバラですが、切り花にもできます。

マイガール(MY GIRL)

ピンクカラーのバラの定番品種です。

おしとやかで丸みのある可愛い形をしています。

上品で可愛らしく、花保ちもよいです。

キャラメルアンティーク(Caramel Antike)

アンティーク調の魅力的なバラです。

可愛くてゴージャスです。

ハニーイエローやアプリコットの色をしています。

京(みやこ)

舞妓さんの髪飾りをテーマに作られた和バラです。

花持ちも良く、散りにくいので、長く楽しむことができます。

FGローズです。

友禅(ゆうぜん)

友禅染めの着物をテーマに造られた和バラです。

赤から紫へと色が変化していくバラで、綺麗なロゼット咲きです。

FGローズです。

バラの切り花について まとめ

バラの切り花におすすめの品種はたくさんありすぎて少ししかご紹介できませんでしたが、どれも素敵なバラばかりです。

色も形も咲き方も様々なので、自分好みのバラを見つけてみませんか?

 

バラは6月の誕生花です。

バラは色や本数などで花言葉の意味が変わってきます。

バラの切り花を誰かに贈るときは、自分の気持ちに沿った花言葉のあるバラを贈ると、より気持ちが深く伝わるのではないでしょうか。

(ライター 雲呑)