初心者が知っておくべきバラの基本
まず、同じバラでも育てる気候や栽培の環境、陽当たりやコンテナ植えか地植えか、仕立て方、管理方法などによってその形や表情は大きく変わっていきます。
つまり、あの人の庭のバラが素敵だったから、と言って育ててみても必ずしも同じようには咲かないこともある、ということ。
花の色や花の大きさ、は鳴かず、樹高などは育てる人の個性がでるものです。
剪定は1年に1~2回で大丈夫ですが、手間をかけなければいけないのは毎日観察し、病気などを早く発見すること。
早期治療が出来たら、植物を枯らすリスクを大幅に減らすことが出来ます。
バラの花の色は天気や時間帯で微妙に変化します。ですから、その花を見たその瞬間の花をしっかり楽しまなければ、次にはもう違う状態になっているということです。
一瞬一瞬のバラの花を楽しみましょう。
ローズの香りは紅茶や香水、アロマなどで嗅ぎなれている香りですが、実際のバラの香りはそれほど強いものではありません。
バラは日がが当たらなければ花は咲きません。しかし、その日照時間はそれほど長くなくても良く、一日3時間程度の日照があれば開花するものばかりです。
辛抱強く世話をしてあげましょう。
バラは植えてから3年目が一番綺麗に咲くと言われています。
バラの庭を夢見て、苗を植えても1~2年目は花が咲かないことがほとんどです。
初心者でも育てられるバラの品種
バラには実に多くの種類があり、種類によって育て方は大きく違ってきます。
初心者が育てやすい品種は次の通り。
赤バラで言えば、ミスターリンカーンやオクラホマ、パパメイアン。
白バラならアイスバーグやホワイトクリスマス。
そしてピンクならクイーンエリザベスなどが代表的。
イングリッシュローズなども良く花を咲かせてくれます。
初心者向けのバラの特徴
初心者向けのバラの特徴として、まず育てやすさが挙げられます。
これは病気にかかりずらいという点で、バラの2大病である黒星病とうどんこ病に強い品種。
次に花の付きが良く、花の持ちが良いということ。
とりあえず、この2点をクリアできれば、一応育てやすいグループに入ります。
育あまり手をかけなくても大きくなり、葉や芽がどんどん出てきて、病気や虫にも強く花もつきやすいグループのバラたちです。
初心者の苗選びと植え付け
バラの苗を選ぶときには接ぎ木して間もない小さな苗、新苗を選ぶと良いでしょう。
新苗は安くて育てがいがあります。
新苗の大き目のものを選ぶのがポイントです。
植え付けは1日4時間以上太陽が当たる場所が無難です。
風通しがよく、水はけがよい場所がオススメです。
ツル性のバラを買った時は、ツルを這わせる場所もきちんと計算してから植えるようにしましょう!
早期発見が大事!病害虫
バラにつきやすい病害虫は次の通り。
うどんこ病・・・うっすらと白いカビが生える病気で、春や秋に多い病気です。
黒点病・・・葉に黒い斑点ができる病気です。雨の多い時期に伝染します。見つけたらその葉をむしり、
予防薬をまきましょう。
根頭がん種病・・根元にコブが出来て栄養をとられてしまう病気です。根気よくコブを切り取りましょ
う。
アブラムシ・・・散布薬で退治。
チョウレンジバチ・・・葉に産卵し、孵化すると葉を食べつくしてしまいます。卵を産み付けられた葉や
幼虫を根気よく取り除きましょう。
剪定と肥料
ツル性のバラの場合は、咲き終わった花だけを切り落とせばそれでOKです。
しかし、木立咲きの場合は真ん中を切ります。そして、終わった後には必ず肥料をやるのを忘れずに!
肥料は剪定の後と花の時期がすっかり終わった時にあげましょう。
鉢植えの場合は3~10月の間毎月あげるのがベストです。