水辺においては最強の生き物と思われる「ワニ」。

人を襲うこともありますし、自分よりも大きな生き物も水中に引きずり込んで捕食してしまいます。

 

一見無敵のように思えますが、天敵はいるのでしょうか。

今回は、ワニの生態や天敵について、まとめていきたいと思います。

ワニの生態・天敵

ワニは水辺において生態系の頂点に立つ大型爬虫類です。

主に熱帯から亜熱帯にかけての淡水域に生息していますが、一部では海域に生息する種類も。

どちらにせよ、基本的には水場から離れることはありません。

現存するワニは全部で23種。

 

食性は言うまでもなく肉食で、魚類・甲殻類・貝類などの水棲生物の他に、水場付近の哺乳類等も捕食します。

もちろん人間も対象外ではなく、大型のワニに襲われてしまう事故も後を絶ちません。

 

大きさは種類によって大きく幅があり、小さいものでは1.5m、大きいものでは7mを超える種もいます。

水中では時速30km以上で泳ぎ、しかも1時間近く潜水することも可能。

 

目が頭の上側に位置していることから、水中から目だけを出して、水上を確認しながらの移動もできます。

水中では、到底敵いそうにないですね…。

 

基本的にワニは自分よりも小さく食べやすい獲物を好むので、小型のもの相手ならばさほど心配はいりません。

しかしイリエワニやナイルワニなど大型で危険なものもたくさんいるので、それらの生息域に近づく場合には細心の注意が必要です。

 

とりあえず日本には野生のワニがいなくて良かった…。

大型のワニは水辺の頂点捕食者ですので、基本的に天敵はいません。

 

しかし、小型の種にはそれなりに天敵が存在します。

水辺に棲む大型のヘビやジャガーなどの肉食獣、そしてより体の大きな種のワニに捕食されることもあります。

 

特に生まれたばかりの子どもは、天敵が多いですね。

「大型のワニより強い生き物」と言う点では「カバ」が挙げられますが、カバは積極的にワニを襲って捕食するわけでもないので、天敵とはちょっと違います。

 

ワニの弱点・襲われた時の対処法

日本国内で襲われるということはまずあり得ませんが、もし少しでもワニの生息域に近づく可能性がある人は、襲われた時の対処法も知っておきましょう。

水辺においては最強と言われるワニでも、弱点がないわけではありません。

 

しっかりとそれを知っておくと、逃げられる確率がぐんとアップするはずです。

まずは陸上で遭遇してしまった場合。

 

陸上では動くのが遅いというイメージがありますが、それなりに速く走ることができます。

とは言え、最高でも時速18kmほどですし、長距離を走ることが苦手なので、全速力でしばらく走れば逃げ切ることが可能です。

 

割と諦めが早く、逃がした獲物をしつこく追跡するということもありません。

とにかく、全力疾走で逃げ切れば勝ちです。

 

普段から、しっかりと走り込んでおくとより安心ですね。

もしも追いつかれてしまって逃げ場がない!という場合には、最終手段…口を押さえつけてしまいましょう。

 

ワニは噛む力は強いですが、口を開く力は弱いのです。

そうして救助を待つか、諦めてくれるのを待って隙をついて逃げましょう。

 

次に水中で遭遇した場合。

この場合も、まずは全力で陸を目指しましょう。

 

陸に上がりさえすれば、逃げ切れる可能性は高いです。

しかし逃げ切れずに噛みつかれてしまった場合。

 

その時は、とにかく急所(目や鼻)を攻撃しましょう。

特に目を潰すつもりで攻撃をすると、やっかいな相手だと諦めてくれる可能性があります。

ワニについてのまとめ

ワニは頂点捕食者と言えど、決して無敵なわけではありません。

もし襲われても決して諦めずに、最後まで知恵と体力を絞って抵抗してみてください。

まずは危険なワニがいる場所に近づかないことが一番ですがね。

(ライター もんぷち)