海の人気者といえば「イルカ」。
見た目の可愛らしさだけではなく、その高い知能も人気の理由の一つです。
水族館などで開催されるショーを見ると、とても頭が良いことがわかりますね。
今回は、そんなイルカの生態や、どのくらい賢いのか?という点に着目してみたいと思います。
イルカの生態
イルカとは、クジラの中でも比較的小型の種の総称です。
つまり、イルカとクジラは基本的には同じ生き物であり、その中でも大型のものを「クジラ」小型のものを「イルカ」と呼ぶのです。
大きさの境界は大体4m位が目安とされていますが、それより小さくてもクジラと呼ばれているものもあるので、一概には言えません。
まぁでもぶっちゃけ…何となく見た目で、「あ、これはクジラだな」「こっちはイルカだな」ってのはわかっちゃうものですよね。
ちなみに、陸上生物で一番クジラやイルカに近いのは、「カバ」なんだそうです。
確かに水辺で生活するというのは共通点ですが、それ以外は全く似ても似つかないですね…。
基本的には海に生息していますが、中には淡水域に生息するものや淡水域と汽水域を行き来するものもいます。
海に生息しているものでも、別に鰓呼吸をしているわけではないので、淡水に入れても死ぬことはありません。
内陸の水族館など海水の入手が容易ではないところでは、淡水の水槽で飼育することもあるそうです。
ただし、やはり浮力の違いなどがあるので、それぞれの生息域と同じ環境を整えてあげるのがベストだそうですが。
結構、水族館の水が海水なのか淡水なのか、疑問を持っている人も多かったのではないでしょうか。
イルカ最大の特徴としては、「脳を半分ずつ交互に眠らせることができる」ことが挙げられます。
じつはイルカ、常にきちんと息継ぎをしながら泳ぎ続けるので、全く眠らないとすら思われていたんですよ。
脳を半分ずつ眠らせることで、常に動きながらの睡眠を可能にしているのですね。
人間にもそんな能力が備わっていたらいいのに。
きっといろんなことが捗りまくりますね!
イルカの知能ってどのくらい?
知能の高さを決定付けるものの一つに、「脳の大きさ(体の大きさに占める脳の大きさの割合)」があります。
生き物の中でこの割合が最も大きいのが人間であり、その人間に近い割合を持つのがイルカなのです。
その知能の高さから、人間の言葉や合図を理解しショーをする、クジラの背中に乗って遊ぶなど、ユーモア溢れる姿を見せてくれますね。
今のままでも十分賢いと言えると思いますが、じつはイルカは脳を十分に活かし切れていないという意見もあるのです。
と言うのも、イルカには人間のように細かく動かせる手や足がありません。
高い知能はあっても、それを活かせる体の造りにはなっていないのです。
せっかく大きな脳を持っていても、それを十分に活用できないというのはちょっと残念ですね。
意外とブラック?イルカの性格
イルカは可愛い見た目と賢く人間の言うことを聞く姿から、優しく穏やかな動物だというイメージが強いです。
しかし、知能が高いがゆえに、思いのほか残虐な遊びをしたりするブラックな一面も。
例えば、弱った仲間を集団でいたぶったり、魚などを襲っても食べることなく散々遊んだ後に捨てたりするそうです。
また、まるで人間がドラッグなどの薬物で高揚感を得るように、フグ毒を利用して自らトランス状態に陥ったりもするんだとか。
イルカの爽やかで優しげなイメージが一気にひっくり返りましたね。
人間だったら完全に不良です。
イルカについてのまとめ
イルカについて、今まで知らなかった一面が垣間見えてしまいましたね。
人間に対して襲ったりすることはないようなので、そこは一安心。
しかし確実に、イルカを見る目が変わってしまいそうです…。
(ライター もんぷち)