ダンゴムシはどこにでもいる、とても身近な生き物です。

子供のころに飼ったことのある方も多いのではないでしょうか。

今回は、ダンゴムシの生態や飼い方、そしてしばしば見られる大量発生の原因について、みなさんにご紹介していきます。

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ダンゴムシの生態

ダンゴムシは、軟甲綱ワラジムシ目に属します。

軟甲綱には、ダンゴムシとよく似たワラジムシの他に、カニやエビ、最近人気のグソクムシなど、水中に棲息する生き物が多く属しています。

その名残か、ダンゴムシは乾燥に弱く、じめじめと湿った環境を好みます。

草食性の強い雑食で、自然では落ち葉を主に食べていますが、飼育下では野菜や魚、はてはスナック菓子など、与えられたものはなんでも平らげます。

ダンゴムシの種類

わたしたちが日頃「ダンゴムシ」と呼んで親しんでいる生き物は、正式に「オカダンゴムシ」といいます。

その他にも、日本各地の砂浜に棲息している「ハマダンゴムシ」や、オカダンゴムシとよく似た「コシビロダンゴムシ」などがあります。

いずれもわたしたちの身近に棲息しているので、探してみては如何でしょうか。

ダンゴムシと人間との関わり

前述したように、ダンゴムシは主に植物を食べる雑食性の生き物です。

そのため、庭や畑などに集まることが多く、園芸やガーデニングを嗜む人々の間では「害虫」として忌み嫌われることがあります。

ダンゴムシが大量発生する原因

ダンゴムシはじめじめと湿った環境を好みます。

たくさんの植物で茂った庭などは、葉や花が日光を遮り、土壌がほどよい湿り気を帯びています。

 

また、落ちた葉や花びらはダンゴムシの格好の餌場となります。

このように、植物の生い茂った環境はダンゴムシにとっても住みよい環境であるため、しばしばダンゴムシが大量発生するのです。

ダンゴムシを駆除する方法

市販の殺虫剤を使ったり、水で薄めた酢や木酢液を庭に撒くことでもダンゴムシの発生を抑えることができますが、ダンゴムシが発生する原因を解決しなければ根本的な解決にはなりません。

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そのため、ダンゴムシを駆除するには、ダンゴムシにとって住みにくい環境を作ることが最も有効です。

ダンゴムシの餌となる落ち葉や花びらを取り除き、地表を耕して土壌を乾燥させることで、ダンゴムシは自然と減っていきます。

 

ダンゴムシの飼育方法

ダンゴムシを飼育する上でもっとも重要なポイントは、湿度の維持です。

一般的なプラケースは通気性に優れているため、高い湿度を維持することが難しく、ダンゴムシの飼育には適しておりません。

 

そこでわたしがおすすめする飼育容器は、プラスチック製のタッパーです。

カッターなどで蓋の中心に大きな丸い穴を開け、不織布や市販のコバエ防止シートを貼り付けます。

 

これで最低限の通気性を確保すると同時に、湿気の逃げ道とコバエの侵入経路を塞ぐことができます。

床材には、保湿性の優れたものを用います。強く握っても水滴が垂れない程度に湿らせたヤシガラ土がおすすめです。

 

床材は2~3cmの深さに敷き詰め、底に近づくほど湿らせるようにしてください。地表はすこし乾いているくらいがベストです。

次に餌ですが、前述したように与えたものならなんでも食べますが、基本的には草食性です。

 

また、硬さのある外殻を形成するためにカルシウム分も必要となります。

落ち葉やくず野菜などを中心に、卵の殻や煮干などを与えると良いでしょう。

 

高い湿度を維持しているため、与えた餌はすぐ傷んでしまうので、食べ残しは小まめに取り除いて、飼育容器内の清潔を保つように心がけてください。

ダンゴムシの飼育は決して難しいものではありません。

 

適切な環境を維持していれば、ダンゴムシは勝手にどんどん殖えていきます。

みなさんもぜひダンゴムシの飼育、そして繁殖に挑戦してみては如何でしょうか。

(ライター 國谷正明)

■ ダンゴムシの生態

■「ダンゴムシ」の飼い方

■「ダンゴムシ」と「ワラジムシ」の違いって?

■「ダンゴムシ」の駆除方法

■「ダンゴムシ」って害があるの?

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