キュートなクリクリした大きな目に丸まるとした体つきのアザラシ。

あの何とも言えない可愛さに惹かれる方は多いのではないでしょうか?

 

アザラシは18種類も存在していて、どの種類にも共通するのが可愛いという事です☆

しかしアザラシの存在は知っていても生態などは知らないという方も沢山いると思います。

今回はそんなアザラシの生態や特徴、そして名前の由来などについて紹介していきたいと思います。

アザラシってどんな生き物?~生態と特徴について~

アザラシの生態は、食肉目鰭脚亜目アザラシ科の水生哺乳類の総称です。

生息地は、北極から南極まで幅広く分布しています。

国内では北海道周辺の海域にはゴマフアザラシやゼニガタアザラシが生息しています。

生活環境は、主に氷や流氷の多い場所で生活しています。

平均体長はオスは160㎝~200㎝、メスは140㎝~170㎝です。

体の特長としましては、前後肢は鰭状になっていて、前肢は短く体の前方についています。

後肢は後方に向いていて前方に動かすことが出来ないので、陸の上では芋虫のような動きになってしまいます。

体の色は産まれたばかりの頃は白色で、成長するとともに灰色や黒色や白のまだら模様がある色に変わっていきます。

 

アザラシは潜水能力が非常に優れていて、長時間息を止めれるので約1500mの深さまで潜る事が出来ます。

潜っていられる時間がかなり長く2時間は平気で水中に潜っていられるそうです!

アザラシのヒゲには多くの神経が通っていて、獲物を捕らえる時はヒゲに伝わる振動を元に獲物の居場所を把握して捕まえるそうです。

 

食性は種類によって変わりますが、主に魚介類・甲殻類・オキアミ・ペンギンなどを好んで食べています。

個体によっては、深海まで潜って餌を取りに行くものもいるくらい活発な生き物なんですよ。

陸の上にいる時の姿からは想像出来ないですよね!

ちなみにアザラシの天敵は、シャチ・ホッキョクグマ・サメ・別種のアザラシなどが挙げられています。

繁殖期は4月~5月に掛けて行われます。

 

普段は単独行動をしていますが、繁殖期に入ると一夫一婦制や一夫多妻制など個体によって様々な形を作って行動するようになります。

妊娠期間は約12ヵ月で、出産は岩場や流氷上で行い育児が行われます。

産まれて4週間程経つと乳離れし、4ヵ月経つ頃には成熟します。

 

一度に出産する子供の数は1子~2子とされています。

アザラシの平均寿命はメスは3年~4年、オスは4年~5年とされています。

アザラシの漢字表記と名前の由来~アザラシの雑学~

アザラシを漢字で書くと「海豹」と書きますよね。

ですが元々は当て字で、「アザ(痣)」「ラ(之)」「シ(獣)」と書かれていたそうです。

 

由来は、体の表面にある黒い斑点が痣に見える事から「痣のある獣」という事でこの漢字が付けられたそうです!

なんだかすごく適当に名付けた感がありますね…。

そして現在の「海豹」の漢字の由来は、体の表面にある黒い斑点が豹のようだという事からこの漢字が付けられたそうです。

 

痣から豹に変わっただけなので、結果体の表面の黒い斑点からきているそうですね。

ちなみにアザラシという言葉自体は、アイヌ語から来ているそうです。

 

アイヌ語ではアザラシは「トッカリ」という意味があるようです。

トッカリとは、北海道に古くから住んでいた先住民であるアイヌ人が使っていた言葉だそうです。

生き物の名前の由来は時に興味深いものがありますね。

アザラシについてのまとめ

今回はアザラシについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

アザラシの生態は深く調べれば調べるほど結構面白いので、今回の記事を読んで興味を持たれた方は是非写真や動画なども参考に観察してみて下さいね♪

ライターMISAKI