アザラシと言えば、過去に話題になったタマちゃんを思い浮かべる方も多いかと思います♪
世界を含めると計19種類のアザラシが生息すると言われています。
日本の近海には5種類のアザラシが存在するとされていて、「ゴマフアザラシ」「ワモンアザラシ」「ゼニガタアザラシ」「クラカケアザラシ」「アゴヒゲアザラシ」などが挙げられています。
水族館などでも定番の動物で、誰でも一度は見たことがある生き物ですね☆
そんなアザラシは普段何を食べて生活しているのでしょうか?
今回はアザラシの生態や特徴、そして食生活などについて紹介していきたいと思います。
アザラシってどんな生き物?~生態と特長について~
アザラシの生態は、鰭脚類に含まれる海棲哺乳類のグループで、アザラシ科もしくはアザラシ科アザラシ亜科に分類されます。
一部の種類は、漁業の網にかかってしまったり、サメに襲われたり環境破壊などから明らかに個体数が減って絶滅の危機に瀕しているものもいるようです。
国内の野生アザラシの数も年々減少傾向にあります。
生息地は北極から南極まで広く分布していて、北海道からアラスカに至るベーリング海・オホーツク海・日本海・黄海、そして北半球のみに生息するものなどがいます。
基本的には寒い地域に生息するのですが、北海道東部に生息するゼニガタアザラシは流氷が去っても離れずに留まるものもいるようです。
平均体長は120㎝~420㎝で、体重は50㎏~3700㎏とされています。
体の特長としましては、丸っこい頭とずんぐりむっくりした体が特徴です。
口の周りに生えているヒゲは重要な働きをしていて、知覚神経が通っているヒゲを使って様々なものを認識出来るようになっています。
前足と後ろ足は5本指になっていて、それぞれに爪がありヒレのようになっています。
地上での動きは芋虫の様に這うように動きますが、水中では器用に泳ぐことが出来ます。
アザラシは潜水能力が優れていて、約120分間水中にいる事が出来て1700mも潜る事が出来ます。
アザラシは仲間意識も高く社会性がある動物だと言われています。
例えば、母アザラシが獲物を取りにいっている間は他のアザラシがその子供達の面倒を見たり、親を亡くした子供がいたら自分の子供でなくても世話をしたりするなど優しい動物です。
さらに、人間に懐く事もあるようです!
アザラシは人間に対して警戒心を持つイメージがありましたが、愛情を持って接してあげると懐いてくれるんですね。
平均寿命はオスは20年、メスは30年程生きるとされています。
アザラシって何を食べているの?~アザラシの食性~
アザラシの食性は広食性で、口に入るものなら何でも食べると言われています。
主に魚を食べているイメージが強いですが、他にどんなものを食べているのでしょうか?
調べてみると…魚類・オキアミ・エビやカニなどの無脊椎動物・タコ・イカなどが挙げられています。
ここまでなら何となく想像がつきますが、個人的にビックリだったのはペンギンを食べる事です。
その捕まえ方が何とも悲惨で、一発で仕留めるのではなく散々遊んだ後に食べたり、ペンギンを一度捕まえた後にワザと逃げさせてその後また捕まえて食べたり、結構残酷です。
時には別種のアザラシを襲って食べる事もあるんだとか。
アザラシは可愛くおっとりしていて愛らしい動物と思っていましたが、意外と凶暴な一面もあるようですね。
アザラシについてのまとめ
今回はアザラシについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
驚きの食生活があらわになりましたが、水族館にいるアザラシは野生に比べて比較的おとなしく、餌も魚類中心が多いようです。
ライターMISAKI