大きな体で、胸を叩いて威嚇をする「ゴリラ」
とっても脚が速くて、素早く動ける「ヒョウ」
そんな2匹ですが、ゴリラはヒョウに捕食されることがあるらしいのです。
ゴリラとヒョウの生態と、捕食について詳しく調べていきたいと思います。
ゴリラとは?
「ゴリラ」とは、霊長目ヒト科ゴリラ属の動物です。
中央アフリカ共和国、ナイジェリア、コンゴ共和国などに生息しています。
草木や緑が生い茂っている多湿の林で生活しています。
ゴリラの大きさは、オスが体長170~180センチ、体重は150~180キロです。
メスは体長150~160センチ、体重80~100キロです。
産まれたばかりの赤ちゃんは体重1.8キロぐらいになります。
体の色は黒色や暗い灰色です。
オスは生後13年で体毛が白くなります。
これを”シルバーバック”と呼びます。
ゴリラにはゴリラ界の血液型があるそうです。
ゴリラは昼行性です。
1日に0.5~2キロを移動します。
オス1頭とメス、子どもの群れで生活します。
群れの数は20~30頭ぐらいです。
夜になると毎日違うところで寝床を作って休みます。
ゴリラの性格は神経質で、臆病、警戒心が強いです。
精神的な下痢になりやすく、ストレスにとても弱いです。
落ちている枝を折ったり、胸を叩いて敵を威嚇します。
ゴリラは雑食です。
果物が大好きで、他に植物の葉っぱやアリなどの昆虫を食べます。
マウンテンゴリラは食糞をして栄養を摂ります。
ゴリラの寿命は35~40年だといわれています。
ヒョウの生態
「ヒョウ(豹)」とは、哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属の動物です。
アフリカ大陸、東南アジア、アラビア半島などに生息しています。
サバンナや熱帯雨林、半砂漠など色々なところで生活しています。
ヒョウの大きさは、体長100~150センチ、体重は30~90キロで、しっぽの長さは80~100センチです。
出産直後の赤ちゃんは体重が0.4~0.6キロです。
ヒョウの体の色は黄褐色に黒い斑点模様があります。
俗に言う”ヒョウ柄”です。
お腹は白色です。
体はとても柔らかい毛で被われています。
ヒョウは夜行性です。
群れは作らずに、単独行動します。
鳥、魚、昆虫、爬虫類や霊長類など何でも食べます。
ヒョウは1度に1~6頭の赤ちゃんを産みます。
生後2年半~3年で性成熟します。
ヒョウの寿命は12~17年ぐらいです。
ですが、狩猟などにより生息数が減ってきています。
ヒョウのなかで体の毛が黒色のものは「クロヒョウ」と呼ばれています。
クロヒョウは突然変異して誕生するものなので、兄弟でもクロヒョウと普通のヒョウ柄が産まれることもあります。
ゴリラはヒョウに捕食される?
結論から述べますと、ゴリラはヒョウに捕食されます!
ヒョウは主にゴリラのメスや子どもを襲います。
コンゴ共和国では、ヒョウの糞にゴリラの足の指が混じっていました。
アフリカなどでは、ヒョウがゴリラを襲っているのを目撃したという報告もあります。
ゴリラは臆病な性格で、痛みに敏感なので、争いや戦いがあまり好きではありません。
大人のオスのゴリラは、体重もとても重たいので、ヒョウなんて簡単に倒せそうですけどね。
ゴリラはヒョウに捕食されるのかどうかについてのまとめ
ゴリラとヒョウの生態と、捕食について詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ヒョウはゴリラを捕食します。
ヒョウが襲うのは、メスや子どものゴリラがほとんどです。
ゴリラは体が大きく、体重も重たいですが、臆病な性格で痛みに敏感なので戦うことができません。
大人のオスゴリラは体が大きいので、勇気を出して立ち向かって行けば、ヒョウを倒すことができるかも!?
(ライター 雲呑)