皆さんはウグイスを見たことがありますか?

ウグイスと言えば、「ホーホケキョ」という個性的な鳴き声が特徴ですよね☆

 

この鳴き声を聞いて春の訪れを感じる方も多いと思います。

そんなウグイスを家でペットとして飼育する事は可能なんでしょうか。

今回はウグイスの生態や特徴、そして飼育可能かどうかについて紹介していきたいと思います!

ウグイスってどんな鳥?~生態と特徴について~

ウグイスの生態は、スズメ目ウグイス科ウグイス属の一種です。

ウグイスは留鳥で主に東アジアに生息しています。

日本・サハリン・東部・中部中国で繁殖し、南部・東南部中国・台湾・東南アジアで冬を越します。

生活環境は、平地から高山帯のハイマツまで生息していて、環境適応能力が高いとされています。

寒いのは苦手なようで寒冷地では冬季になると暖地へ移動するようです。

 

平均体長は、オスは16㎝メスは14㎝程で、スズメとほぼ同じくらいの大きさです。

体の特長としましては、体つきは細身でオスメス同色で、小鳥の中では珍しくオスメスの大きさが異なります。

背中は渋いオリーブ色、腹面は白色、顔には白い眉毛のような線と目元には濃い茶色の線があります。

 

この目元の茶色の線は、獲物に視線を悟られない為のカモフラージュ的な役割を果たしているんだそうです。

体の色もオリーブ系の色なので、木に止まっていると同化して敵に見つかりにくいそうです。

 

ウグイスは昼行性で、日中は餌を求めて活発に行動していますが、夜間は大人しくじっとしている事が多いです。

警戒心もかなり強く、人間の前に姿を現す事はほとんどありません。

 

食性は雑食性で、暖かい時期は小型の昆虫・幼虫・クモ類を食べ、寒い時期は木の実や種子などを食べて生活しています。

ちなみにウグイスの天敵はツミなどの小型猛禽類で、特に産まれたての子供は狙われやすいようです。

 

国際自然保護連合からは、軽度懸念の指定を受けているんだそうです。

繁殖期は初夏にやってきて、子育てはメスが中心となって行います。

 

繁殖期に入ったオスは「ホーホケキョ」と大きな声で鳴いてメスに求愛行動をします。

1日に1000回程鳴くので、この時期のオスは大変ですね!

 

子供が生まれるとメスは子育て、オスは縄張りをつくって見張りをします。

一度の産卵で4個~6個の卵を産み、2週間程で孵化して、さらに2週間後には巣立ちします。

 

ウグイスは自立するのが早いのが特徴です♪

ウグイスの平均寿命は8年程とされています。

ウグイスは飼育可能?~ウグイスの雑学~

ウグイスは1950年~1979年までは高額売買が裏で行われるほど人気の鳥で愛玩鳥として扱われていました。

しかし、1980年にウグイスの数の減少や乱獲に歯止めをかけるため、ウグイスを個人で飼育する事が禁止されました。

現在では、準絶滅危惧種にも指定されているくらい貴重な鳥となってしまいました。

なので基本的にウグイスをペットとして飼育する事は出来ません。

 

ですが、申請すれば1世帯に1羽まで飼育許可されるなど都道府県によってはOKが出る場合もあるようです。

もし、怪我などをしているウグイスを保護した場合は無断で飼育するのではなく、まずは保護したことを環境管理事務所に連絡して飼育しても良いかどうかの確認を取る事をオススメします。

 

ウグイスのように無断で個人宅で飼育が禁止されている鳥はいくつか存在するので、鳥を保護した時は勝手に飼育を始めないように注意しましょう。

ウグイスについてのまとめ

今回はウグイスについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

見てて癒される鳥なので飼いたいと思う方も多いと思いますが、個体数減少をストップさせるためにも自然の中でのびのび生活させてあげましょうね♪

ライターMISAKI