春になると色々な鳥の声が聞こえてきますね。
「チュンチュンチュン」っと、どこからか可愛い鳴き声が聞こえてきませんか?
この鳴き声は「スズメ」です。
春になるとスズメは巣を作り、巣立ちます。
今回はスズメの巣の特徴について、詳しく紹介していきたいと思います。
スズメの特徴
「スズメ(雀)」は、スズメ科の鳥です。
ポルトガルから日本まで、広い範囲で分布しています。
日本では全国で見ることができます。
村でも町でも都会でも生活することができます。
日本にはスズメが3種類います。
そのなかの1種類は、渡り鳥の性質を持っています。
スズメの大きさは全長が14~15㎝で、体重が18~27グラムになります。
スズメの成鳥は頭が赤茶色で、翼には2本の白い線があります。
背中は褐色で、その中に黒い模様があります。
ほっぺやお腹は白色で、ほっぺには黒い模様があります。
眼や喉、口ばしは黒色です。
スズメは雄雌同色になります。
ですので、パッと見た感じではオスメスの区別が付きにくいです。
スズメの雛は、口ばしが淡い黄色になります。
スズメは飛ぶことだけではなく、ホッピングもできます。
地面でピョンピョン跳ねながら動くことができます。
スズメは「チュンチュン」と鳴くことで有名ですが、喧嘩の時や威嚇する時には「ジュジュジュッ」と鳴きます。
スズメはイネ科の植物の種や虫を食べる雑食性です。
花の蜜やパンくずなども食べます。
スズメは稲を食べますが、稲に付く害虫も食べてくれるので、米農家さんにとっては益鳥になります。
野生のスズメの寿命は短く、半年~1年ぐらいだそうです。
飼育下のスズメは10年近く生きるそうですよ。
スズメの巣の特徴
スズメは雨どいや屋根の下、電話ボックスや換気扇など、人の身長よりも高いところに巣を作ります。
これは、他の鳥から襲われないように、高くて見つかりにくい場所に巣を作ります。
カラスなどから襲われないように、あえて人のいる近くに巣を作るんですよ。
数センチの隙間や穴があれば、巣を作ります。
スズメは他の鳥が作った巣を再利用したりもします。
スズメの巣は主にイネ科の植物で作られます。
他には犬や猫の毛も材料として使うので、巣に毛が混じっていることもあります。
スズメの巣の大きさは、お茶碗ぐらいです。
スズメの巣作りの時期
スズメの巣作りの時期は春~夏にかけて行われます。
毎年3~8月ぐらいになります。
この巣作りは、スズメの繁殖期と同じです。
スズメには繁殖期が2~3回あるので、期間が長いのです。
スズメは巣作りをしながら、交尾をします。
メスは1日1個卵を産みます。
合計5~6個の卵を産むのです。
12日間ぐらい卵を温めると、雛が生まれます。
生まれてから14日ぐらいで、雛は巣立ちします。
スズメの巣は縁起がいい
実はスズメの巣作りは縁起が良いといわれています。
スズメが家に巣を作ってくれると、その家は家内安全、繁栄するといわれます。
スズメは古く昔から人との繋がりがあります。
冬の膨らんだスズメは「福良スズメ」と呼ばれ、五穀豊穣や豊かさを象徴するとされています。
また、スズメのなかには真っ白いスズメがいます。
このスズメはとても”めでたい鳥”とされているので、見かけた人には良い事がおきるそうですよ。
スズメの巣の特徴について
スズメの巣の特徴について詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
スズメの巣はお茶碗ぐらいの大きさで、イネ科の植物でできています。
雨どいや屋根下、電話ボックスなど、わかりにくい高い場所に巣を作ります。
春になると巣を作り、雛が生まれ、巣立ちをします。
スズメの巣を除去したい方は、雛が巣立ちするまで見守ってあげてくださいね。
(ライター 雲呑)