アベニーパファーという存在、馴染みが無ければいったい何者なのか想像もしにくい名前をしています。

このアベニーパファーとは魚の一種ですが、自宅に水槽を構えて魚を飼っているような人であれば知っていることも多く、人気の高い魚類なのです。

ではアベニーパファーはどのような魚なのか、その特徴や寿命について言及していきます。

アベニーパファーの生態

フグ目フグ科に属する魚であると言えばアベニーパファーがどんなものであるかある程度想像がつくかと思います。

フグ科に関して言えば世界中の熱帯や温帯地域に生息しており沿岸性であるため、全くの海水だけで生きている種しかいないわけではありません。

 

淡水に生息する種も存在しており、淡水と海水の境目で汽水となっている領域に生きているものもいます。

フグ科は基本的にどの種も丸みをおびた形状が特徴で、肉食性であることや水を吸い込むことで体を膨らますといった特技を持っていることも多いです。

 

このうちアベニーパファーは淡水に生きるフグに分類されます。

淡水フグの場合飼育が比較的容易で、観賞魚として採用されている種も多いです。

 

アベニーパファーは淡水に生きるフグの中でもインド周辺が原産とされる世界でも最小クラスのフグなのです。

この体の小ささが飼育の容易な理由であり人気の理由でもあるのです。体色は黄色で、背面には斑点が付いています。

 

フグ科にしては珍しく集団で生活しています。自然界においてよくあることですが、小さな生物は大きな生物に比べて群れを成していることが多く、これは単体での弱さを克服するためと考えられています。

 

もちろん細かい理由には各々の環境が背景にありますが、このアベニーパファーに関しても小型生物の特性が引き継がれているようです。

通常フグ科は群れを作ることが少ないことからもこのことが伺えます。

寿命はどれくらい?

アベニーパファーは水槽内での飼育が簡単です。

病気などに犯されていないオスとメスを入れてあげると繁殖も容易にさせることができます。

 

産卵をすると、以後1週間程度で孵化すると言われています。

しかし飼育下において寿命を全うするには餌の管理が大切です。

 

アベニーパファーは野生下で貝類や軟体動物を好んで食べているため、飼育されているものに関しても活き餌を与えてあげることが理想的です。

スネール(巻貝)やブラインシュリンプ(小型の甲殻類)を生きた状態で与えるとよく食べてくれます。

 

逆に人工飼料では餌付けが難しいとされています。

こうして良質な環境を提供してあげれば3年ほどは生きるとされていますが、一般的な寿命としては2年から3年と、幅が持たされているようです。

餌付け問題の他、水の管理は当然重要で特に水質悪化や急な温度変化にはシビアに反応をします。

アベニーパファーにもフグ毒はあるのか

フグと言えばフグ毒を思い浮かべる方もいるかと思います。

フグが持っている毒とはテトロドトキシンと呼ばれる成分で、内臓や卵巣に含有量が多いとされています。

 

フグ毒に関しては完全に解明されたわけではありませんが、自然界において発生した細菌をフグが吸収してしまうことが原因とされています。

そのため飼育下におかれているアベニーパファーは通常持っていないと考えても良いでしょう。

それに、持っていたとしても非常に弱い毒性であるため特別注意する必要は無いと考えられます。

アベニーパファーの寿命は2年から3年!

アベニーパファーは体長が数センチと非常に小さく可愛らしいフグの仲間です。

飼育も比較的容易で淡水で飼うことが可能です。

もし飼うことがあれば寿命である3年、もしくはそれ以上生きられるよう餌付けなどをしっかりと行ってあげましょう。

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