「ヒョウモンダコ」は、猛毒を持っているとても危険なタコとして有名ですね。

その毒性の強さは人を簡単に殺せるほどです。

 

もちろん、人間だけではなく他の生き物にとっても脅威でしょう。

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一見、捕食されることなどないと思われるヒョウモンダコですが、天敵はいるのでしょうか?

今回はヒョウモンダコの生態や天敵についてなど、詳しくまとめていきたいと思います。

ヒョウモンダコの生態・天敵

ヒョウモンダコは太平洋からオーストラリアにかけての熱帯・亜熱帯域に生息しているタコです。

日本では、小笠原諸島・南西諸島以南に分布しています。

あまり遭遇することもなさそうだな…と油断してはいけません。

温暖化の影響でその分布域はだんだんと北上してきており、九州北部での目撃例も相次いでおり、大阪湾での捕獲も記録されているのです。

 

今後も更に分布域が北上する可能性もあるので、十分に注意しましょう。

体長は約10cm程という小ささに加え、体色を変化させて岩などに擬態するのも危険な理由の一つ。

 

小さい上に擬態されたら、すぐ近くにいても気付かない可能性が高いですよね。

しかも攻撃性が強く、うっかり触ったり近づいただけでも攻撃を仕掛けてくることもあるのです。

 

食性は肉食で、甲殻類や魚を餌としています。

飼育下では共食いも確認されており、その凶暴性が伺えますね。

 

捕食には主に毒を活用しており、通常タコが武器とする吸盤や墨などはあまり発達していません。

泳ぎも下手です。

しかし体は小さくても、毒と攻撃性のおかげで天敵はいないのでは、と思われがちですが…。

じつはヒョウモンダコが決して叶わない「天敵」が存在するのです。

 

それが「コウイカ」。

コウイカにはヒョウモンダコの毒が効かないので、そうすると体が小さく毒以外の回避方法を持たないヒョウモンダコは、簡単に捕食されてしまうのです。

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とりあえず、ヒョウモンダコの脅威が広がらないためにも、コウイカには頑張ってほしいですね。

ヒョウモンダコの毒性

唯一、天敵であるコウイカには効きませんが、人間を含め他の生物には抜群の効果を発揮するヒョウモンダコの毒。

毒は「テトロドトキシン」という、フグと同じ種類の猛毒です。

 

フグは毒のある部位を食べさえしなければ大丈夫なのに対し、ヒョウモンダコは毒を攻撃に使ってくるのが厄介な点。

毒は唾液に含まれており、これを海中に吐いたり直接噛みついて注入したりして、相手を弱らせて捕食するのです。

 

毒性の強さはなんと青酸カリの850倍~1000倍とも言われており、人間の致死量はわずか1~2㎎。

しかも噛まれた時にほとんど痛みがなく、噛まれたことにすら気付かない場合が多いというのです。

 

テトロドトキシンは神経毒ですので、噛まれてから数分後に体の痺れ、言語障害などの症状が表れます。

それが進行すると、最悪の場合は呼吸困難で死に至ることも。

 

幸い即効性のある毒ではないので、もしも噛まれた場合はまず毒を手で絞り出し(絶対に口で吸い出してはいけません。)、患部を水でよく洗います。

そしてすぐに病院へ行ってください。

 

日本ではまだ事故例はなく、海外でも死亡にまで至る例は稀です。

とにかくまずは噛まれないこと、そして噛まれた場合は迅速に病院へ行くことが、回復につながるカギとなります。

ヒョウモンダコについてのまとめ

ヒョウモンダコは青いヒョウ柄のようなリング模様が特徴的なタコです。

ヒョウモンダコの危険性を知らない人から見たら、小さくて変わった模様の面白いタコに見えるでしょう。

 

そしてうっかり触ったりしてしまうと、毒にやられてしまうのです。

特に小さなお子さんは好奇心から手を出してしまう危険性があるので、海水浴などの前には「このタコには近付いちゃだめ!」というのを、口を酸っぱくして教えておきましょう。

(ライター もんぷち)

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