ハムスターの中でも定番の人気種「ロボロフスキー」。
一体他のハムスターとどこが違うの?寿命はどのくらい?
今回はそんな疑問に答えるために、ロボロフスキーの生態や寿命などについてまとめてみました。
これからハムスターの飼育を考えているという人は、ぜひ参考にしてみてください。
ロボロフスキーの生態・寿命
ロボロフスキーはカザフスタン共和国、モンゴルなどが原産地のハムスター。
ハムスターの中で最も小さく、ほぼ2頭身というまるでぬいぐるみのような体型が人気を集めています。
体長は約7㎝~10㎝で、体重は何と15g~30gほど。
ゴールデンハムスターなどに比べると、半分くらいしかありません。
和名は「ロボロフスキーキヌゲネズミ」。
「ロボロフスキー」をそのまま使うなら、「キヌゲネズミ」もそのまま「ハムスター」でいいんじゃないの…?と突っ込みたくなる名前ですね。
ただ「ロボロフスキー」と言うのは元々地名なので、日本語に訳してもそのままだから仕方ないと言えば仕方ないですが。
元々ハムスターは全般的に、実験動物として飼育されていたものがペット化されたのですが、ロボロフスキーは例外で実験動物としては扱われていませんでした。
その理由は、繁殖がしにくいこと。
ハムスターを含めネズミの仲間と言えば、「ネズミ算式」という言葉ができるほど繁殖力に優れているイメージがありますよね。
しかしロボロフスキーは繁殖相手を選ぶので、下手をすると一生同じケージで飼育していても出産しないほどだと言われているのです。
寿命は約2年~3年。
体が小さい分環境の変化による影響が大きく、他のハムスターよりも早く寿命を迎えるケースが多いようです。
また、メスに比べてオスの方が長生きする傾向にあります。
(メス特有の病気のリスクや、出産のため。)
ロボロフスキーの性格や特徴
つい見た目の可愛らしさだけで決めてしまいがちなハムスターですが、種類によって性格や特徴も様々。
ここからはロボロフスキーの性格や特徴をまとめていきたいと思いますので、参考にしてみてください。
懐かない
ハムスターと言えば自分の手から餌をやったり手のひらに乗せたり…という触れ合いを楽しみにしている人もいるでしょう。
しかしロボロフスキーは、特に臆病で人間に懐きにくい性格をしています。
愛玩用と言うよりは、観賞用のハムスターとして飼育することをおすすめします。
(まれに、懐く個体もいるようです。)
トイレの躾ができない
排尿は走りながら行う習性があるため、トイレの躾ができない個体が多いです。
床材は掃除がしやすいものにするなど、清潔に保てるように工夫しましょう。
素早い
動きが素早い上に臆病なので、もしも脱走してしまったら捕まえるのに苦労するかもしれません。
脱走防止の工夫が必要です。
複数飼いが可能
ハムスターは縄張り争いや喧嘩をするため、個体ごとの単独飼育が基本です。
しかし、ロボロフスキーは比較的おとなしい性格をしているため、複数飼育も不可能ではありません。
ただし、縄張り争いを全くしないというわけではないので、初めにしっかりと相性を確認し、相性が悪いようならあきらめて単独飼育に切り替えましょう。
ロボロフスキーについてのまとめ
ロボロフスキーは可愛くてとても魅力的なハムスターですが、飼育の前には良い面・悪い面をしっかりと知識として持っておいてください。
「体が小さい」と言うのはチャームポイントではありますが、その反面、体が小さすぎるがゆえに診てもらえる病院が少ないと言ったデメリットもあります。
ハムスターはペットとしてはとても短命ですから、短い時間の中でできる限り良い環境を作ってあげられるようにしましょう。
(ライター もんぷち)