これからの梅雨の時期、気持ちよさそうに遊んでいるカエル達。
そんなカエルをペットにしてみませんか?
カエルの中でもペットとして人気のある「イエアメガエル」についてご紹介していきます。
イエアメガエルとは?
イエアメガエルはアマガエルの仲間で、木や草の上で生活する蛙です。
オーストラリアを始め、インドネシアやパプアニューギニアなどの草原や森林に生息しています。
日本にはペットとして輸入されています。
湿度の高い環境が大好きで、乾燥にも強く、体が丈夫です。
イエアメガエルは長生きするカエルとして有名で、最長23年生きた記録もあります。
イエアメガエルの形態
イエアメガエルは体長7~12cmでカエルの中では大型になります。
幼少期は4.5cm程度です。
イエアメガエルは年を取るにつれ、体が変化していきます。
体の皮膚が弛んでいき、皮膚が垂れ下がります。
丸々と太っていき、独特の体型になります。
この体型がとっても可愛くてハマる人が続出中です。
また、イエアメガエルは吸盤が大きめなので、これまたとっても可愛い手足をしています♪
イエアメガエルの体の色は基本的に黄緑色です。
ですが環境によって薄緑色や褐色に体の色を変えることが出来ます。
イエアメガエルという名前
イエアメガエルは”アマ”ガエルではなく”アメ”ガエルなので、お間違いなく!
イエアメガエルの和名は「家雨蛙」です。
イエアメガエルは、人間の家の周りにも現れます。
水を求めて家にまで侵入する事があるのでそのことが由来になっているのです。
英名の「White’s Tree Frog」と別名「ホワイトアマガエル」はイギリスの軍医、ジョン・ホワイト(John White)からきています。
ジョン・ホワイトは、オーストラリアの生物と植物を記載した書物を発表し、その中でイエアメガエルを紹介し、命名者となりました。
種小名の「caerulea」は”青色の”という意味があります。
イエアメガエルの体の色を指しているんですよ。
イエアメガエルは食いしん坊
イエアメガエルは食欲旺盛でよく食べます。
基本的には昆虫類やミミズ、小さな鳥類などを食べます。
ですが食いしん坊なので、自分の目の前で動くものは食べられると思っているらしく、
何にでも飛びついて捕まえて、食べてしまいます。
食欲がとまりません!
でも、この食いしん坊なところも魅力なんです。
イエアメガエルの種類
一般的なイエアメガエルの体の色と異なるレアな種類のイエアメガエルがいます。
有名なのは”ブルー”と呼ばれる体が青っぽいイエアメガエルです。
とても珍しい目の青いイエアメガエルは”ブルーアイ”といいます。
体に白い水玉模様のある”スノーフレーク”と呼ばれるイエアメガエルはとってもキュートです。
イエアメガエルは飼いやすい
イエアメガエルはカエルの中で飼育しやすいカエルだと言われています。
あまり手のかからないとてもいい子です。
飼育環境作りも難しくありません。
長生きしてくれるので、長く一緒に居られます。
イエアメガエルは慣れてくると触れ合う事もできるので、スキンシップが取れます。
人間の手の上にちょこんと乗ってくれて、これがまたとーっても可愛いのです♪
イエアメガエルは日本に生息していないので、ペットショップやネットでの購入となります。
普通のイエアメガエルは3,000円程で購入出来ますが、レアな種類になると10,000円程になります。
おたまじゃくしは500円程で購入できるので、おたまじゃくしから育てることにチャレンジしてみてもいいですね。
イエアメガエルの魅力は何と言っても容姿です。
弛んだ皮膚が哀愁を漂わせています。
一緒に生活していくと、年を重ねるごとに変わっていくイエアメガエルの姿がたまらなく愛おしくなります。
イエアメガエルと一緒に年を取っていくのもいいですね。
(ライター 雲呑)