突然ですがコウモリを見たことってありますか??
普通に都内で暮らしていると、どうしてもコウモリと出会う機会は映画やドラマや小説の中だけで、自分の目でコウモリを見る機会は滅多にありません。
恐らく多くの方がそうだと思います。
えっ!? コウモリって鳥類じゃなかったの!?
コウモリって空を飛びますよね。
大抵暗闇でジッとしているコウモリですが、ちゃんと空を飛べます。
しかも、コウモリが空を飛ぶスピードはかなり速いです。
コウモリは空を飛べるため、鳥類と勘違いしてしまっている方も多いと思いますがコウモリを分類すると哺乳類に当てはまります。
ちなみにコウモリの正式名称は『脊椎動物亜門・哺乳綱・コウモリ目』に属する動物とされています。
鳥類と勘違いされやすいコウモリの生態について詳しく紹介していきます。
- コウモリと鳥類・哺乳類の違いは??
- コウモリは鳥類ではなく哺乳類です。
- では、そもそも鳥類と哺乳類に明確な違いはあるのでしょうか。
- また、どこがどのよう違うのでしょうか。
例えば、生まれてくる方法が違います。
鳥類なら卵生ですが、哺乳類は胎生です。
鳥類は2足歩行ですが、哺乳類は基本的に4足歩行です。
生物学的に鳥類と哺乳類を語り始めると、このように生まれてくる方法や歩行方法などが主な焦点となります。
つまり、飛べるか飛べないかはさほど重要ではないということになります。
事実、鳥類に分類されているのに飛べない鳥も存在します。
皆さんが知っている鳥だと、鶏(ニワトリ)やダチョウなどです。
彼らは鳥類ですが、空を飛ぶことは出来ないのです。
コウモリの生態
ここではコウモリの生態について紹介します。
まず、コウモリはご存知の通り夜行性です。
暗い場所を好み、建物の天井裏や換気口といった私たちの身の回りから、コウモリのイメージピッタリな橋の下や洞窟などに生息しています。
調べていて驚いたのですが、コウモリって意外にも市街地に多く生息しているようです。
実際にコウモリの生態について調べていると、とある会社のホームページに辿り着きました。
コウモリは糞害や病原菌繁殖の原因となることもあるので見つけ次第駆除が必要との記述がありました。
コウモリに直接的な毒はありませんが、コウモリが住み着くことによって出て来る問題が幾つかあるようです。
コウモリは肉食系で、小型の昆虫を主食としています。
寒さに弱く11月頃から4月頃まで冬眠してしまう寝坊助な一面もあります。
コウモリの寿命は1〜5年ほどと言われています。
コウモリの超音波は科学技術に応用されているーコウモリの生態
コウモリが超音波を出して真っ暗闇でも障害物を避けて飛行するのは割りと有名な話ですが、この技術を科学の力で解析して製品づくりに応用しているものがあります。
例えば、障害物を事前に察知して避けるシステムやドローン開発など。
いままさに沸騰中の製品にコウモリの超音波を解析した情報が用いられています。
コウモリのまとめ
コウモリは鳥類ではなく哺乳類に分類されています。
生物学的に鳥類を説明すると、鳥だから確実に飛べるということもなく、体温維持や生まれ方・歩行方法などで定義されています。
また、コウモリは一部地域で大量発生することがあり、住宅街に住み着いてしまった場合にはコウモリを駆除する必要あります。
コウモリは暗闇に生息し飛行するので、なかなかその実態を見ることは難しいですが一部動物園にはコウモリも居ますので興味のある方はコウモリをじっくり監察してみてはいかがでしょうか。
鳥類と哺乳類の違いを知った上で見るとまた面白いと思います。
(ライター Sugi)