家庭菜園していますか?

季節によって色々な野菜や果物が楽しめますね。

 

家庭菜園を行う上で、頭を抱えるのが害虫です。

その中でも、今回は「きゅうり」の「アブラムシ」対策について詳しく調べていきたいと思います。

きゅうりとは?

「きゅうり(胡瓜)」とは、ウリ科キュウリ属のつる性一年草とその果実のことです。

きゅうりの原産はインド北部、ヒマラヤ山麓になります。

紀元前4000年前にメソポタミアで盛んに栽培されていました。

日本には平安時代から栽培されるようになりました。

 

きゅうりは実が熟すと黄色になります。

昔はきゅうりが黄色く熟してから食べていましたが、甘みがあまり無く、美味しくありませんでした。

 

現在では、緑色の未熟な実を食べることが普通となっています。

胡瓜(きゅうり)の「胡」という字は、シルクロードを渡って来たことを意味していて、きゅうりという名前は漢字で「木瓜」または「黄瓜」と書いていたことが由来になります。

きゅうりの生態

きゅうりは暖かい気候が好きです。

緑色の大きな葉っぱは、日よけとしての役割があります。

 

きゅうりの花は甘い香りがして、黄色の花を咲かせます。

きゅうりの実は長く、円形です。

50cm程の長さになる場合もあります。

 

日本では1日に2~3回収穫されます。

2005年は群馬県が、2006年からは宮崎県が生産高1位です。

 

きゅうりの実は95パーセントが水分です。

サラダなどにして、生で食べるのが主流です。

アブラムシとは?

「アブラムシ(油虫)」とは、カメムシ目のアブラムシ上科に属する昆虫です。

アブラムシをアリマキ(蟻牧)と呼ぶこともあります。

アブラムシには700種類以上の種類があります。

野菜に付くアブラムシは「モモアカアブラムシ」と「ワタアブラムシ」になります。

アブラムシの生態

アブラムシは、とっても小さくて弱々しい昆虫です。

体は太くて短くて柔らかいです。

 

飛んだりすることは無く、アブラムシは植物の上でほとんど移動しません。

集団で集まって、植物に口針を突き刺して、師管液を吸います。

アブラムシは「吸汁性害虫」です。

 

アブラムシは植物や野菜、果物の栄養分を吸い取るので、植物や野菜、果物が生育不良になることがあります。

アブラムシのベタベタとした排泄物が原因で、植物や野菜、果物に蟻が近づいてきたりします。

また、ウイルスに感染したアブラムシによって、ウイルス病に感染したり、すす病を発症させたりします。

きゅうりのアブラムシ対策

きゅうりは葉っぱが大きいので、アブラムシが付きやすいです。

毎日、葉っぱの観察を行うことが大切です。

 

アブラムシの数がまだ少ない場合は、ガムテープやコロコロなどでくっつけて処分したり、ゴム手袋で退治しましょう。

きゅうりにアブラムシがたくさん付いている場合には、農薬を使ったりして駆除しましょう。

そのなかでも一番有効だといわれているのが、「牛乳スプレー」です。

 

牛乳を薄めたものを霧吹きに入れて、散布しましょう。

牛乳が乾燥してしまったら水で流すだけで、きゅうりについたアブラムシが死んでしまいます。

また、きゅうりの鉢ごと袋をかぶせて、蚊取り線香を焚く方法もあります。

きゅうりのアブラムシ対策について まとめ

きゅうりのアブラムシ対策について詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

きゅうりのアブラムシ対策に一番よさそうなのは、「牛乳スプレー」です。

 

値段もお手頃で、簡単に作れて、駆除効果もあり、無農薬なので、実践してみる価値があります。

やはり、きゅうりのアブラムシ対策で一番大切なのは、毎日きゅうりの観察をするこです。

今年の夏は自分で育てた、立派でみずみずしい、美味しいきゅうりを食べましょう!

(ライター 雲呑)