動物は普通、同じ種族のオスとメスで交尾をしますが、最近、
インド洋のマリオン島において衝撃の映像が撮影され、世界にショッキングを与えました。
その映像とはなんと、オットセイとペンギンの交尾、性行為だったのです!
今回はこのびっくりニュースについて紹介してみましょう。
衝撃の異種間交尾
近頃、南アフリカの大学の動物科学者が、南極付近のインド洋にあるマリオン島において、
オットセイがペンギンをレイプしている様子を撮影しました。
海外メディアによると、この研究者たちがオットセイとペンギンの交尾を
目撃したのは2006年から今回で4度目なんだそうです。
その映像の流れはこうです。
浜辺に「オウサマペンギン」たちが群がっていると、そこに「ナンキョクオットセイ」
が現れ、突如としてナンキョクオットセイがキングペンギンを追いかけ1羽を捕らえます。
そのペンギンをむりやり地面に押さえつけます。映像では小さいペンギンが
オットセイの下敷きになっているだけに見えますが、実はなんと交尾をしているのです!
ペンギンは抵抗するも、オットセイのほうが力が強く、やがてオットセイのされるがままになってしまいます。
では、まわりのペンギンが助ければ?と思うかもしれませんが、
オットセイを恐れたペンギンたちは固まって助けることができません。
この交尾は約5分で、オットセイはオスですが、ペンギンの性別は不明だそうです。
4回の目撃の内、3回は行為後にペンギンは解放されましたが、その内の1度は食べられてしまったそうです。
オウサマペンギンはキングペンギンとも呼ばれる、現生のペンギン内では「コウテイペンギン」に次いで2番目に大きいペンギンです。体長が85-95cmくらいで、体重は10-16kg。南大西洋とインド洋付近に群れを作って点在しています。
首の下あたりがオレンジ色をしているのが特徴ですね。
ナンキョクオットセイは食肉目・鰭脚亜目・アシカ科ミナミオットセイ属の生き物で、雄は体長が約2m,体重が110〜230kg。雌は体長が約 1.4mで,体重が22〜51kgとなっています。
やはりこの体重差はすごいものがあります。
研究者でも明確な理由はわからない
研究者たちはオットセイによるペンギンの強姦について考察していますが、
明確な理由はわからないとしています。
しかし、最初に発見された2006年以降、最近になってオットセイのオスたちがペンギンと交尾をすることが「ブーム」として広がっているのかもしれないとしています。
なんらかの理由により、オットセイがペンギンと交尾をするのが習慣となっているかもしれないのです。
オットセイとペンギンの性行為には同じパターンがあります。
まずオットセイがペンギンを追いかけ捕らえて地面に押さえつけてから、
マウンティングして交尾に及び、途中で休憩をはさんで5分間ほど間続きます。
オットセイは学習する能力があるので、ほかのオットセイがペンギンと交わっているのを見て、「俺も俺も」とマネをするようになっているのかもしれません。
また、オットセイは強いオスが「ハーレム」を作ることがあり、それ以外の負けたオスはオスの群れに入って交尾をせずに一生を過ごすことになりますが、これが関係しているのかもしれません。
つまり性的にフラストレーションを持つ若いオスが、ほかのオットセイとペンギンの交尾を見てマネをしているのかもしれません。
または、オットセイがペンギンを食べようとする行為が、なぜか性的行動に変わったのではないかと考える研究者もいます。
まわりのペンギンの黙殺ぶりもひどい
通常、ペンギンはオットセイやアザラシに怯えて生きています。オットセイはペンギンを食べるからです。それが強姦までなってしまうというから大変ですね。しかし、まわりのペンギンたちの見てみぬフリもひどいですね。大勢でかかればなんとかなるとか思わないのでしょうか?
いずれにしても、やはり自然の世界は過酷ですね。
オットセイも水族館などで親しまれていますが、これでちょっと引いちゃった人もいるのではないでしょうか?
ライター名:nabex