ホトトギスと聞くと生き物の方がパット浮かぶと思いますが、今回は植物の方のホトトギスを紹介していきます!
秋に咲く花の一つとして知られているホトトギスですが、皆さんご存知でしょうか?
丈夫で育てやすい事からガーデニング初心者の方にも人気の植物だそうです。
ホトトギスは格調高い植物として茶花や生け花に古くから用いられてきたようです。
今回はそんなホトトギスの花言葉と生態、そして咲く季節について紹介していきたいと思います。
ホトトギスの花言葉と由来
ホトトギスの花名の由来は、和名の「杜鵑草(ホトトギス)」は花に入った紫の斑点が鳥のホトトギスの胸の模様に似ている事に由来しているそうです。
花言葉は「永遠にあなたのもの」「秘めた意志」「永遠の若さ」などの意味が込められており、この花言葉は昨夏から昨秋までの長い期間にホトトギスがひたむきに咲き続ける事にちなむと言われています。
ロマンチックな花言葉なのでプロポーズや恋人に贈るのに向いているのではないでしょうか?
ちなみに英語では「Toad lily」と言われていて、ヒキガエルのようなユリと言う意味があるようです。
誕生花は10月9日なので、ちょっとしたメッセージを添えてお花を贈ってあげるのも良いですね♪
ホトトギスの生態と季節
ホトトギスの生態は、ユリ科ホトトギス属の植物です。
ホトトギス属の植物は日本・台湾・朝鮮半島の東アジアを中心に分布しています。
約19種類が確認されていて、日本では13種類が分布しています。
そのうち10種は日本列島を中心に分布している事から、日本の固有種とされています。
山野の林下・林緑・崖・傾斜地などを中心に日当たりの弱い場所や湿った場所に自生しています。
花の特長としましては、細い茎を伸ばした先に濃い紫色の斑点が入った小さな白い花を上向きに咲かせるのが特徴です。
草丈は1m以下で、1つの枝から1~3輪ほど分岐して開花する性質を持っています。
他の植物との競争に弱い所があるので、園芸などでは鉢植えなどで栽培します。
季節は地域によって多少の違いは出てきますが、通常は7月から咲き始めます。
満開の時期は8月から9月で、10月頃まで開花し続けます。
歴史は長く約300年前から人々に親しまれてきた植物で、夏の終わりと秋の到来を感じさせてくれる植物として知られています。
日本でよく見かけるホトトギスの
ヤマジノホトトギス
山野の林内に自生する事から「山路の(ヤマジノ)」と名付けられました。
主に北海道から九州にかけて広く分布している種類です。
花色は白く紫の斑点は少なめで、6枚の花びらを水平に開くのが特徴です。
キバナホトトギス
現在キバナホトトギスは環境省のレッドデーラブックで絶滅危惧種に指定されているようです。
九州南東部を中心に分布しており、明るい黄色の花に赤紫色の斑点が入っているのが特徴です。
シロホトトギス
ホトトギスの代表的な花です。
古くから日本固有の一つとされていて、北海道から九州にかけて広く分布しています。
ホトトギスの特長である斑点が無く白い花を咲かせるのが特徴です。
一部のホトトギスの品種を紹介しましたが、他にもまだまだ美しいホトトギス属の植物があるので、興味がある方は調べてみて下さいね!
お気に入りの品種を見つけたら自分で栽培してみても楽しいかもしれません。
ホトトギスについてのまとめ
今回はホトトギスについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
ロマンチックな花なので恋人同士でホトトギス観賞などをしてみるのも良いのではないでしょうか?
きっと素敵な時間を過ごせると思いますよ☆
ライターMISAKI