スズメガという言葉を聞いたことはありますでしょうか。
スズメガは名前の通りスズメガと呼ばれる蛾のことです。
蛾にも色々な種類が存在しますが、スズメガとはどのような蛾なのか気になるものですよね。
ここではスズメガはどのような特徴をもつのか、スズメガの蛹の特徴などをご紹介していきます。
スズメガがどんな蛾?
スズメガは熱帯地域を中心に世界中に約1450種類、日本にも多くの種類が生息しています。
多くの種類があるため、種類によって大きさや模様は違いますが、スズメガの特徴として頭部は大きく体は太いです。
幼虫、成虫どちらも比較的大型になる特徴もあります。
日本に生息しているズズメガはオオシモフリスズメやモモスズメ、クロスズメやエビガラスズメなど知られているススメガの種類はたくさんいます。
スズメガの成虫は主に夜行性と言われていますが、夜に限らず日中飛ぶこともあります。
スズメガの広げたはねは5~10mmくらいになります。
スズメガはなんと70kmの飛行速度になります。
なぜそんなに高速で飛べるのか、それはスズメガの成虫のはねは体に対し小さく三角形になっているからです。
スズメガはこのはねの形を利用して早く飛ぶことができているのです。
飛行速度は昆虫の中でも一番早いと言われています。
卵は2~3mm程度の小さなものを産みます。
卵の期間は種類により異なります。
多くの場合は数週間で孵化しますが、数日でという種類もいるのです。
卵は葉に1個ずつバラバラに産むという産み方です。
スズメガの蛹の特徴
幼虫時代はイモムシで体色は緑色や褐色のものまでいます。
様々な種類の植物の葉を食べながら大きくなっていきます。
スズメガの幼虫は毒針がないため触っても害がありません。
ですがスズメガの幼虫が害虫として被害をもたらすことがあります。
なぜならスズメガの幼虫が色々な植物の葉を食べるからです。
他にもスズメガの幼虫は実験用に飼育されていたりします。
実験用に飼育されているのは主に欧米の方で欧米では繁殖力が高いと言われています。
多くの場合、スズメガの幼虫は大きくなると地上へと降下していき穴を掘ります。
ここで穴を掘る行動、それは蛹室を作るためです。
蛹室を作る行動は他にも、落ち葉などを糸で綴り繭を作ったりします。
スズメガはほとんどが蛹の状態で冬を越します。
幼虫は毛がない変わりに角が生えています。
そのため、毛がなくても幼虫は丈夫なのです。
蛹の期間はだいたい4~5ヶ月ほどと言われていますが、数週間で羽化するものもいるため種類により異なる特徴を持ちます。
この蛹の状態を子どもがつついたりしたと言われています。
蛹はつつかれると、体をくねくねさせるため、その姿がおもしろく手に取られたりつつかれたりしていました。
このくねらせる姿は「西を示そうとしている」とも言われており、蛹ではなくにしむけやにしゃどっちなどと呼ばれていました。
スズメガの蛹の特徴まとめ
いかがでしたか?
スズメガの特徴やスズメガの蛹についてご紹介しました。
スズメガは様々な昆虫がいる中で最も速いと言わる飛行速度です。
スズメガの広げたはねに特徴があり、それが高速で飛べるためのはねの形であることがわかりました。
蛹という呼び方も蛹ではなく「にしむけ」「にしゃどっち」とも呼ばれていてその呼び名だけ聞くとなんでだろう?と思いますがその理由が蛹をつついた時の姿からきているとわかればより興味深いものでしょう。
幼虫時代のスズメガは様々な植物の葉を食べながら大きくなっていきます。
その時も角が生えていたりとスズメガは小さな時から丈夫な体をしています。
このようにスズメガは幼虫、成虫、蛹と様々な特徴を持つ昆虫と言えるでしょう。
yupi☆