皆さんはコウモリを漢字でどうやって書くか知っていますか?

これは意外と知らない方が多いと思います。

 

そもそもコウモリの生態自体をよく知らないという方も多いのではないでしょうか。

皆さんが持つコウモリのイメージは動物や人間に攻撃的で恐ろしい吸血鬼だと思います。

 

でもこちらから何かしない限り意外と襲って来たりしないんですよ!

今回は謎多きコウモリの生態や特徴、そして名前の由来などについて紹介していきたいと思います。

コウモリってどんな生き物なの?~生態と特徴について~

コウモリの生態は、脊椎動物亜門哺乳綱コウモリ目に属する動物の総称です。

世界中に980種以上のコウモリが生息していて、そのうち国内には34種のコウモリが生息しています。

日本の哺乳類の約3分の1を占めていて、ネズミの次に多いとされています。

生息地は、西日本での生息は限られていますが、主に中部似北では広く分布しています。

生活環境は主に周辺環境が密林に囲まれているような洞底・洞穴・洞窟を住処にしている事が多いですが、種類によっては市街地や平野部の民家を住処とするものもいます。

 

平均体長は10㎝程ですが、オオコウモリという種は1.5m以上もあるんだとか。

体の特徴としましては、翼を持っていて完全な飛行が出来る動物です。

 

前肢が翼として飛行に特化する形に進化しており、多くの鳥類と同様に羽ばたく事によって飛行しますが、コウモリの翼は鳥類の翼とは作りが違い飛膜という伸縮性のある膜で出来ているんです。

 

視覚は鈍いですが、声帯から超音波を発して、その反響を聞きながら障害物との距離をはかっています。

基本的に夜行性で、日中は後ろ足にある5本の指の鋭いかぎ状の爪で、木や岩や天井などにぶら下がっています。

 

コウモリの食性は種類によって大きく異なり、昆虫などの節足動物を食べるもの・脊椎動物を食べるもの(地域によっては蛙のみ)・果実を食べるもの(主にコショウの実)・花粉や花蜜を食べるもの・動物などの血液を吸うものと様々な食性に分かれています。

他には、魚類を食べるものや他の種のコウモリを食べるものなどもいるそうです。

 

天敵となるものは、タカやフクロウなどの猛禽類です。

コウモリは11月中旬~3月中旬までの期間は冬眠します。

 

活動開始時刻の気温が20℃を下回ると活動が制御される個体が増え、15度を下回ると冬眠に入り始め、9.7度を下回ると完全に全ての個体が冬眠に入ります。

コウモリの冬眠は温度と密接な関係があるとされているので、地球温暖化が進めば冬場でもコウモリを見かけるようになるかもしれないと言われています。

野生のコウモリの平均寿命は5年~6年で、飼育下では15年~20年とされています。

コウモリの漢字表記と名前の由来~コウモリの雑学~

コウモリは漢字で「蝙蝠」と書きます。

平安中期には「カハホリ」と呼ばれ、平安末期には「カハボリ」と呼ばれていたそうです。

 

その後、呼び名が変化していきコウモリと呼ばれるようになりました。

コウモリの名前の由来には色々な説がありますが一番有力なのが、かわもり(川を守る)から来ている説で、川の側で沢山目撃されたり橋の下に住んでいたからだそうです。

日本では昔からコウモリは馴染み深い動物とされていて、刀の柄や歌舞伎役者の着物の模様などにコウモリがあしらわれています。

 

ですが、西洋から吸血鬼伝説が入って来た事によって、いつの間にか悪いイメージが付いてしまいました。

本来は幸せをもたらす縁起の良い動物として大切にされていたんですよ☆

コウモリについてのまとめ

今回はコウモリについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

コウモリの名前の由来は国によって違うようなので、興味がある方は調べてみて下さいね♪

ライターMISAKI