皆さんはクワガタ採集をした事がありますか?
子供の頃は夏休みの研究などでクワガタの観察日記をつけた方も多いと思います。
クワガタ採集の時期と言えば夏というイメージがありますが、具体的にはいつ頃なんでしょうか。
そしてどの時間帯がベストなんでしょうか。
今回はクワガタの生態や特徴、そしてクワガタ採集について紹介していきたいと思います!
クワガタってどんな生き物なの?~生態と特長について~
名前の由来は、鎧の兜から来ているようです。
クワガタのハサミのような部分が鍬形と呼ばれている兜に似ている事からクワガタと付けられたようです。
クワガタの生態は、コウチュウ目・クワガタムシ科に属する「大きな顎」を持つ昆虫の事です。
世界中には約1500種類以上のクワガタが生息していると言われていますが、そのうちの60%以上が東南アジアに生息しているそうです。
生息地は日本全国に幅広く分布していますが、特に「黒いダイヤ」と言われる人気者のオオクワガタは北海道西南部から本州・四国・九州・対馬などに生息しています。
平均体長は15mm~38mmですが、最大のものになってくると120mmを超えるものもいます。
体の特長としましては、体つきは小型のものから大型のものまで種類によって様々で、体の色も黒色や茶色や光沢感のある赤や黄色など色々なカラーバリエーションがあります。
大腮が大きく、特に雄は頭部が大きく巨大な大腮を持つものが多いです。
触角は11節からなっていて、第1節が膝状で長く先端3節~6節は鰓状または棍棒状となっていて複眼は突出しています。
主に成虫は樹液に集まるものが多いですが、樹洞内や朽ち木中に棲むものもいます。
日中は枯れ葉や腐葉土などの下で休んでいる事が多く、日が沈むにつれて活発に活動し始める夜行性です。
中には日中に活動するものもいる半夜行性の種類も存在します。
食性は腐植食性で、成虫はクヌギ・コナラ・ヤナギなどの樹液を餌にしています。
性格は喧嘩っ早い所があり、餌場で他の個体と遭遇した場合は取り合いが起こる事もしばしばあります。
天敵となるものは、成虫は多くの鳥類・ネコ・タヌキ・イタチ・各種齧歯類・ヒキガエルなどが挙げられています。
南米や東南アジアやアフリカなどの熱帯雨林ではサルなども天敵に挙げられています。
幼虫は、ウマノオバチ・アカスジツチバチなどの寄生蜂に狙われる傾向にあります。
クワガタの平均寿命は種類によってばらつきがありますが、大体1年~3年とされています。
クワガタ採集にオススメの時期と時間帯~クワガタの雑学~
クワガタ採集に最適な時期は、基本的に6月~10月までの間が良いとされています。
ただ早いものでは5月中旬から活動を始めるものもいます。
狙う木は、クヌギ・ヤナギ・コナラ・アカメガシワ・カシ・シイなどです。
採集に出掛けるベストな時間帯は、明け方なら午前4時頃~6時の間で、夜間なら夜7時以降からが良いでしょう。
気候は風がなく蒸し暑い夜が採れる確率が高いようです☆
クワガタ採集をする前にしておいた方が良いのは、下見です。
基本的にクワガタの餌は樹液なので、樹液が出ている木があるのか無いのかを下調べするのです。
そして狙い目の木を見つけたら印を付けておくと良いですよ!
樹液が出ている木を見つけるのは結構難しく、見つけてトラップを仕掛けたとしても中々捕まらない場合もあります。
そんな時は、ライトを当てて光でおびき寄せるのも一つの手だそうです。
クワガタについてのまとめ
今回はクワガタについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
クワガタ採集をする際は服装などにも気を付けて怪我をしないように心がけましょう。
ライターMISAKI