皆さんは、アナグマをご存知でしょうか。
「クマ」とつくんだから、クマの仲間?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、アナグマはクマの仲間ではございません。
これから、アナグマについてご紹介いたします。
アナグマってどんな動物?
アナグマは、イタチ科アナグマ属に分類されている生き物です。
つまり、イタチの仲間です。フェレットやカワウソなどの仲間に入りますが見た目は、タヌキに似ています。
アナグマの生態
アナグマは森林に生息しており、名前の通り巣穴を掘って生活しています。
夜行性なので、主に日中は寝て夜に動き回ります。作られる巣穴の数は入口が多くまた高面積作りますが、作った巣穴を覚えていないことがあり、たまにアナグマの巣穴をタヌキなどが間借りしていることがあります。使わなくなった巣穴は、キツネが利用していることもあるそうです。
分布は、ヨーロッパからアジアにかけての寒帯から温帯域の広域で、日本国内では本州・四国・九州などに生息しています。
見た目は、タヌキと似ておりますが好む食べ物も似ており、ミミズや昆虫類の他、カエルやトカゲ、ヘビまた、モグラやウサギなどの小動物・鳥など、何でも食べる雑食な生き物です。果実なども食べます。
なので、害獣として区別されることもあり、畑などを荒らすハクビシンなどと同じように悪者として見られることが多々あります。
アナグマの性格
アナグマは、獰猛な性格をしています。動きのあるものに噛みつきます。
また、タヌキと似ている点として死んだフリをして逃げるタイミングを伺うそうです。
驚いた時も死んだフリをして薄目を開けて様子を伺います。
ちょっと見てみたいですね。人里をあまり知らないアナグマは、好奇心が旺盛で、目が悪いという点もある為なんでも近くで見ようと近づいてきます。
群れで生息するアナグマですが、一夫多妻制だそうでお父さんは1匹ですが、お母さんは何匹かおり、兄弟もたくさん増えます。
巣穴は、広く使われる点としても、一夫多妻という生態の為お部屋がいくつかあり、また世代を超えて使い続けられるようです。
アナグマのあれこれ
アナグマは、泳ぎが上手な生き物です。人間との関わりとしては、筆の毛に使われたり、絨毯などの毛としても使われたりします。
ペットとして飼う例もあり、人慣れもするそうですが、視力が悪いから人間を近くで見る為に人間に近づいているだけとも考えられています。
小さいころから飼えばペットとして一緒に生活をすることもできるかもしれませんが、基本的にため糞と呼ばれる排泄方法をとるので、匂いはキツく爪なども鋭いので、ペットとしては不向きかもしれません。
また、アナグマはアライグマによって生息数が減少していると言われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アナグマについて改めて知ることができたでしょうか。
野生のアナグマ目撃してみたいですね。
(ライター:Teyo)