サソリは誰しもが知っている生き物ですよね。

3億年前のものとされている化石も見つかったり何かと謎が多いです。

 

そんなサソリの生態を詳しく知っている方はあまり多くは無いと思います。

今回はサソリの生態や特徴、そして何を餌にしているのかについて紹介していきたいと思います。

サソリってどんな生き物?~生態と特徴について~

サソリの生態は、節足動物門鋏角亜門クモ綱サソリ目に属する動物です。

現在日本に生息している野生のサソリの種類は「ヤエヤマサソリ」と「マダラサソリ」の2種類です。

サソリの分布域は、日本では南西諸島・アジア大陸では北朝鮮から内モンゴル・ヨーロッパでは地中海周辺・ドイツ南部・フランス南部・アメリカなどに広く生息しています。

 

生活環境は、砂漠などの乾燥地帯・熱帯地域・寒冷域・森林部・人間の生息域など様々な環境に適応出来るようになっています。」

平均体長は10㎝程ですが、地域によっては20㎝超えのものも存在します。

体の特長としましては、体の色は黄色・オレンジ色・茶褐色・黒褐色・まだら模様など種類や地域によって違いがあるようです。

 

体の構造は前体と後体の2つに分かれています。

前体は頭と胴が一体化して堅い背甲板で覆われていて、後体は中体と終体とからなっているのが特徴です。

眼は中眼が背側にあり、側眼は先端部分にあります。

 

体の先端には鋏角があり、鋏角の横に触肢があって歩脚へと続いています。

口は鋏角の下の方に位置しており、この口を使って食べ物を噛み砕きながら消化液でドロドロにして吸収します。

 

サソリの口は少し複雑でパッと見ただけではどこに付いているのか見つけるのは難しいと思います。

日中は岩影などに隠れている事が多く、夜間になると餌を求めて活発に行動し始めます。

食性は肉食性で、クモなどの昆虫類・節足動物を食べて生活しています。

 

サソリは餌が無くても絶食に耐える事が出来て、1年何も食べなくても生きることが出来るそうです。

ちなみに天敵は、イタチ・ジャコウネコ科などの肉食類や哺乳類・鳥類・爬虫類・肉食性の昆虫類・オオツチグモ類・ムカデ類とされています。

 

サソリは繁殖期に入ると「婚姻ダンス」というものをします。

オスとメスがハサミを掴みあって前後左右にまるでダンスを踊っているかのように動き続けます。

これは相性を確かめ合っているようで、気に入らなければどちらかが捕食されてしまう事もあるようです。

 

サソリの子供は自立するのが早く1週間から10日程で親元を離れます。

サソリの平均寿命は3年~8年となっています。

サソリは何を餌にしているのか?~サソリの雑学~

サソリを飼育する際にエサは何を与えればいいのか悩む方は多いと思います。

基本的には生餌で、コオロギやバッタやカイコなどを与えればいいのですが、他にはこんなものも食べます☆

ピンクマウス・ヤモリ・コオロギ・バッタを冷凍したもの、爬虫類や猛禽類用に作られたレップミールなどが好物なようです!

餌を与えるうえで飼い主さんが気を付ける事は、骨・肉・内臓が含まれているものをバランスよく栄養を考えながら与えてあげると良いですよ♪

もしサソリが餌を食べてくれなくなったら、考えられる原因は三つあります。

 

ますは、脱皮をするまえは長くて3ヵ月は何も食べない期間が続くことがあります。

その次に、環境にストレスを感じている場合も餌を食べなくなるので早急に環境改善が必要になります。

 

そして、寿命が近づいてきた場合も何も食べなくなることがあります。

日頃から様子を良く観察して小さな変化に気づいてあげられるように心掛けましょう♪

サソリについてのまとめ

今回はサソリについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

サソリは恐いというイメージを持つ方も多いと思いますが、大人しくペットとして飼いやすい種類も沢山いるので興味がある方は飼育にチャレンジしてみて下さいね。

ライターMISAKI