ヨチヨチ歩きが可愛い「ペンギン」
ペンギン歩き~といいながら、真似したりしますよね。
ですが、ペンギンの足は実は長いのではないかと話題になっています。
ペンギンの足は本当に長いのか、ペンギンの生態と共に詳しく探っていきたいと思います。
ペンギンとは?
ペンギンは、主に南半球に生息する海鳥です。
南極ではコウテイペンギンとアデリーペンギンが繁殖しています。
南極周辺の島ではヒゲペンギン、ジェンツーペンギン、マカロニペンギンが繁殖しています。
ガラパゴス諸島には、ガラパゴスペンギンが生息しています。
ペンギンは実は足が長いの?
実はペンギンは見た目よりもかなり足が長いのです!
ペンギンのレントゲン写真はインターネットで検索すると見ることができるので、信じられない人は調べてみてください(笑)
本当の足の長さは、ペンギンの体全体の4割ぐらいあります。
ペンギンの足は、外から見えているのが足首から下だけで、ペンギンの体には脛、膝、大腿骨が隠れています。
ペンギンは水の中で泳ぐことができるので、他の鳥よりも足が尾の近くにあります。
ですのでペンギンは、陸の上では直立に立っていることになります。
ペンギンの足は何故短く見えるの?
ペンギンの足は体で隠れています。
ですのでペンギンの足は短く見えます。
ペンギンは寒いところで生活しています。
その為、体の熱を逃がさないように体が丸い形になったそうです。
足が短い方が体の熱を逃がしにくいので、ペンギンは自然とふしょ骨が短くなったそうなのです。
ふしょ骨は、かかとから下の部分です。
ふしょ骨が短いと、足が短いと思われがちなのだそうですよ。
実は庭で見かける鳥達も、実はもっと足が長いんですよ。
大腿骨は体の上の方に収納されていて、羽で全部被われているのです。
ペンギンの進化
ペンギンはもともと空を飛ぶことができました。
ですが、今はペンギンは飛ぶことができません。
それは何故でしょうか?
実はペンギンは生きていくために、飛ぶことを止めました。
ペンギンは進化していくなかで、水中で餌を探すようになりました。
海のなかで餌である魚よりも速く泳がなければ、食べていけません。
そこで、水の抵抗を受けにくくするために、足を体に折りたたんでいきました。
これを繰り返していくうちに、ペンギンの足は体の中に折りたたまれた骨格になりました。
翼は退化していき、空を飛ぶことはできなくなりました。
ペンギンは水中で、より速く泳ぐために、飛ぶということを捨てたのです。
ペンギンの体は水中を泳ぐための構造になっています。
ペンギンの骨は骨密度が高いです。
その為、浮力の影響を受けにくいのです。
ペンギンの骨は重くて沈みます。
水中では数百メートルでも余裕で潜れます。
骨が丈夫で頑丈なので、水圧で骨が折れたりもしません。
また、ペンギンの首は他の鳥より、短くて太いです。
これも水中で速く泳ぐために適しています。
ペンギンは水中を飛ぶともいわれます。
ペンギンは進化によって、水中を自由自在に、楽に、速く泳ぎ回ることができるようになりました。
ペンギンの足は実は長いのではないかについて まとめ
ペンギンの足は実は長いのではないのかということについて、ペンギンの生態とともに紹介してきましたが、いかがでしたか?
ペンギンをレントゲン撮影してみると、実はペンギンは足が長かったのです。
体で隠れていますが、足は長いです!
そしてペンギンは鳥ですが、空を飛ぶことはできません。
ペンギンは生きていくために飛ぶことを諦め、泳ぐことを選びました。
その為ペンギンは、とても上手に泳ぐことができるのです。
(ライター 雲呑)